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(7/20付・デイリーCDアルバムランキング)のにっき。し す ま な ま

1RADWIMPS『天気の子』7406枚

5菅田将暉『LOVE』

6X4『X-tra BEST』

14アラジン オリジナルサウンドトラック

24青柳翔『IW』

(7/20付・デイリーCDシングルランキング)のにっき。す

22米津玄師『Lemon』

(6/17解禁・出演者追加発表!!,2020年1月よりスタート)のにっき。さ101 は

NHK大河ドラマ『麒麟がくる』の出演者発表会見が6/17に東京・NHK放送センターで行われ、主演を務める長谷川博己と11名の新キャスト、制作統括の落合将が出席した。題字はTBS系の連続ドラマ[SPEC]の書道監修などで知られる女流書家の中塚翠涛(なかつか・すいとう)が手掛けた。

中塚サンは「戦国時代に思いをはせながら、荒々しく激動の世の中を生き抜いた明智光秀の内に秘めた強い思いと、その周りで支えた人々の姿を筆に託しました」と明かす。さらに「強さを前面に押し出さず、時代の空気感をどう表現するかということを意識しました」と話すと、「ご依頼いただいた際、変化の波をどう乗り越えていくか?という点において、今回のドラマは今の時代と重なる部分がある、というお話があったことが、とても印象に残っております。新時代の大河ドラマに関わらせていただけたこと、大変光栄に存じます」と語っている。

『麒麟がくる』は、安土桃山時代の武将・明智光秀が主人公。1991年放送の[太平記]を手がけた池端俊策によるオリジナルで、大河ドラマの原点に戻り、戦国初期の群雄割拠の戦乱のなか、各地の英傑たちが天下を狙って、命を懸け、愛を懸けて戦う、戦国のビギニングにして「一大叙事詩」になる。

私怨により本能寺で織田信長を討った謀反人のイメージを覆す、勇猛果敢かつ理知的な天才・明智光秀を、史料がほとんど残っていない20代の青春時代から描写。また、革新的な「魔王」のイメージが強い光秀の主君・信長についても、最近の研究で見直されている保守的かつ中世的な側面も強調し、父の信秀から実直に受け継いだ財政面、経営面での才覚も描く。さらに親子2代で美濃を乗っ取ったという説に基づく斎藤道三、反織田勢力を自由自在に操り、室町幕府の再興をなそうとする権謀術数に長(た)けた第15代将軍足利義昭や、若く野心にあふれる細川藤孝、松永久秀、今川義元など、ひと癖もふた癖もある群雄たちが、戦国時代を舞台に、縦横無尽に活躍する内容になるという。

物語は1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」であった時代から始まり、丹念にそれぞれの誕生を描く。東京五輪を迎える21世紀の大きな節目となるメモリアルイヤーに、「戦国時代」をはじめて4Kでフル撮影、従来とはまったく異なる新しい解釈で英雄たちを描き、「大河新時代」の幕開けを目指す。

同作はすでにクランクインしており、これまでに光秀が京で出会う娘・駒役の門脇麦、三河出身の農民・菊丸役の岡村隆史、叔父・光安役の西村まさ彦、光秀の主君・斎藤道三役の本木雅弘、その娘・帰蝶役の沢尻エリカ、織田信長役の染谷将太、織田信秀役の高橋克典、医師・望月東庵役の堺正章、斎藤義龍役の伊藤英明らの出演が発表されていた。

語りを歌舞伎俳優の市川海老蔵が務めることが発表された。海老蔵サンは来年5〜7月に[十三代目市川團十郎白猿(はくえん)]の襲名興行が控えている。語りを担当する市川海老蔵は「2020年はオリンピックの年であり、私事ではありますが襲名の年でもあります。そのような節目にこのような大役をいただき、大変光栄に思っております。魅力的な作品づくりの一助となるよう、精一杯つとめさせていただきます」とコメントを寄せている。

また、制作統括の落合将氏は「海老蔵さんならエネルギッシュな語りを披露してくれるのではと。CMなどもやっていらっしゃって、それを聞いた上で声質と、歌舞伎俳優ならではのきちんとした語り口が、すごく重厚かつ原点回帰の大河ドラマに合うとお願いしたらまさかの引き受けていただきまして」と明かし「ダメ元で聞いたのでうれしい限りです」と起用理由を説明。役者としての出演に関しては「近いところでは『おんな城主直虎』で信長をやってらっしゃたり武蔵でも主演なさっているので、今回は語りに徹していただく方向です」とした。

この日発表された新キャストは光秀の煕子役の木村文乃、深芳野役の南果歩、稲葉義道役の村田雄浩、藤田伝吾役の徳重聡、今川義元役の片岡愛之助、土田御前役の檀れい、藤吉郎役の佐々木蔵之介、足利義明役の滝藤賢一、三淵藤英役の谷原章介、細川藤孝役の真島秀和、松永秀久役の吉田鋼太郎の11人。

今回発表された11人のキャストについて長谷川サンは、「撮影も3週目に入り、白熱しています。休みに入ると起きられません。とにかく素晴らしいキャストの方に集まっていただきました。なじみの深い俳優さんもいますし、共演が初めての方もいて、すごく楽しみです。戦国時代は泥がかかったり、血のりがあったり、甲冑が大変ですが、夫婦円満でラーメンを作っていた時代が懐かしい。このチームで一眼となってやっていきたい。大変ですけど、凄く現場は楽しいです。と思う、撮影3週目でございます」と自身が3月まで出演していた連続テレビ小説[まんぷく]を振り返り、会場の笑いを誘った。

光秀の正室、煕子役(ひろこ)を木村文乃が演じる。長谷川サンとは13年日本テレビのドラマ[雲の階段]以来の共演で、前回に続く夫婦役となる。

木村サンは「長谷川さんとご一緒させていただくのは2度目。1度目も今回も、決してハッピーエンドというわけではないので、それまでの時間を…ご多忙のようすなので、役者としても役としてもそばにいて、支えることができたらなと思ってます」と良妻宣言。「お会いしたときの、穏やかで、物腰のやさしい印象は変わらないです。以上です、ふふふ」と笑った。

長谷川サンも「13年のドラマのときも、夫婦になりましたよね。離婚しましたけどね、役の中では。今回は円満な関係なので、うれしいです。木村さんはますます、女優としてのオーラが出てきて、今回ご一緒させていただけるのが楽しみです」と返した。

斎藤道三の側室、深芳野(みよしの)役の南果歩は「今回このように戦国オールスターキャストの一員として、この場に立たせていただいていること、すごくうれしいです。そして何よりも、もちろん戦国の世は、男の社会でもあったわけですが、そのそばで女性たちがどのように生きたか、もぜひ見ていただきたいと思っています」と決意表明した。

「そして来年は2020、オリンピックイヤーです。テレビがもっとも熱くなる年だと思います。それに便乗するわけではありませんが、大河ドラマでももっともっとテレビを熱くして、2020年を皆様の心に残る年にしていきたいと思います」と話し「余談ではありますが、私も1964年、東京オリンピック生まれなので、それも含めて東京オリンピックの年に頑張りたい」と笑顔を見せた。

織田信長の母、土田(どた)御前役は檀れい。「織田信長の母でありながら、信長を愛することなく、弟の信勝の方をかわいがる、冷たい母の役です。信長の心に、少しでも暗い影を落とすことになりますよう、精いっぱい務めたいと思います」と、陰のある悪女を演じることを宣言した。

“秀吉”役の佐々木蔵之介は「大河は同じ戦国時代だった[風林火山]以来13年ぶり。光秀役は劇団で四半世紀前にやっていた。好きだなと思っていた役で、大河に決まりうれしかった思いがあります。前回の記者発表の時に(長谷川さんが)『光秀は死なないような気がする』とおっしゃっていたんですけど、そうはいくまい、と思っております」と、メラッと対抗心。「乱暴な言い方すると、光秀がなぜ本能寺の変を起こしたのか、というのを一年かけてやる、ということなのかもしれない。長谷川さんが新しい光秀を演じると思うので、私も新しい秀吉でお手伝いできればと思っております」と意欲を語った。

また「昨日、大河での秀吉役を調べると先輩方がたくさんいて…。見なきゃよかった。歯が痛くなって、ここがはれてまして」と頬あたりをさすりながら重圧を吐露した。役作りも、「どう演じるかわからないですね」と困惑。「私は申年です」と“猿”と呼ばれた秀吉にかけて意気込み。「そして私の京都の実家(佐々木酒造)が(手で小さく土地を表しながら)豊臣秀吉が建てた聚楽第の大きい敷地のわずか、この辺に見える。そういった深い縁がある。ご縁と周りの方々で作っていければ。そこでなんとか役を作ろうかなと…」と力を込めた。実家の佐々木酒造は「聚楽第」という銘柄の清酒を造っている。

そして、「今は藤吉郎という名前で、名字がないんですよね。ここから名前が変わっていき、光秀とも同志でもありライバルになっていく。その過程で、光秀さんや周りの皆さんと一緒に助けていただけながら作っていけたらなと思っています」とコメントした。

稲葉良通(一鉄)役の村田雄浩は、「稲葉良通という人はのちのち一鉄という名前になって、“頑固一徹”の元になった名前、人物だと聞きました。大河ドラマの中でどういう一鉄さんを見せていくかというのが勝負だなと思っています。“頑固一徹”であり、一本気で真っ直ぐな割には色んな武将に手を変え品を変え、ころころと(対応が)変わっていったりもするので、その意味もこれから調べていきたいなと思います。普段はいいかげんに優柔不断に生きているので、ドラマの中くらいは“頑固一徹”、男らしく生きていきたいと思います」と語った。

今川義元役には[まんぷく]でも共演した片岡愛之助。「先だって『まんぷく』で長谷川さんとご一緒した際、『麒麟がくる』にも出たいな、と話していたので、出演できてうれしいです」と笑顔を見せるが、長谷川サン演じる明智光秀と一緒のシーンはほとんどないといい、「でもどうして義元役なのか。僕らが並ぶと『まんぷく』感が出るから、できるだけ一緒にならない戦国武将ということで義元なのかな」と、配役について思いを巡らせながらも、出演できる喜びでいっぱいの様子。今川義元役については、「白塗りして蹴鞠をしているイメージ」を持っている。制作サイドには、「(歌舞伎で)白塗りしているからですか」とオファーの理由を聞いたといい、「『まんぷくのイメージがあるから長谷川さんと一緒にならないから、この役になったんじゃないか』と冗談かもしれないけどおっしゃっていた。非常に楽しみにしております。今回の義元は今までとは違った役。強かった戦国武将を全面的に描き出したいということで、楽しみにしています」と笑い、「(長谷川サンが)新しい光秀を作られるのでは。視聴者側の立場としても楽しみにしている」とエールを送っていた。

足利義昭役には、滝藤賢一。長谷川サンとは「初めてきょうお会いした」といい、「すてきな俳優さんだな、と思ってずっと拝見していました。同い年なので、いまから長谷川さんとセッションできるのが楽しみでなりません」と話していた。

光秀の盟友・細川藤孝(幽斎)に扮する眞島秀和は「一流の文化人としての側面もあるので、自分にとっては一段とハードルの高い役柄。最後まで一生懸命務め上げたいです」とコメント。

藤田伝吾役を演じる徳重聡は、[八重の桜]以来の大河出演。「私がやらせていただく藤田伝吾は、大河ドラマではもちろん、ドラマや映画でほとんど描かれてきていない人だと思います。そのため私が演じた藤田伝吾が、世の中の藤田伝吾のイメージになってもおかしくはないと思うので、責任感を持ってやってまいりたいと思います」。会見では、所属する石原プロモーションで大河出演者としても大先輩の渡哲也にどう報告したか、との質問が出たが、徳重サンは直立不動の真顔のまま、「渡の話なんですが、特に報告しておりません。申し訳ありません。変な汗をかいております。以上です」と、笑いを誘った。

また、光秀に大きな影響を与える戦国武将・松永久秀役には、長谷川と舞台で何度も共演している吉田鋼太郎。吉田サンは「やはり歴史上の有名な人物は、皆さんの頭の中にイメージがありますから。僕も『真田丸』の時に信長を演じたんですけど、『あんな信長はいない』とか、『ちょっと信長にしては老けてるんじゃないか』と言われて。『余計なお世話だ、うるせぇ』と思いましたよ」とぶちまけ、「その分、松永久秀は、歴史的にクローズアップされた人物ではないので、自由に出来るのではないかと思っています」と展望を語った。

すでに、織田信長役の染谷将太は発表されており、中盤以降で信長と並んで物語を左右する重要な役どころだけに、配役は注目されていた。

制作統括の落合将氏は「このドラマにおいて、秀吉は信長とともに、中盤から終盤にかけて重要な役柄。政治的な駆け引きとか、野心とか、そういったものを持って、光秀と対等に渡り合える実力派の俳優さんがいいと思った。変幻自在の蔵之介さんが光秀と同じ重みを持つ秀吉に合っているのではないかと思った」と起用理由を明かした。

謎めいた前半生にもスポットが当てられるということで、同作で楽しみにしていることを問われると「物腰がやわらかく見える長谷川さんですが、絶対ダーティーな部分を持っていらっしゃる!そういう面もたくさんこのドラマで見せていただけるんじゃないかな」(南)、「長谷川さんは明智光秀を一体どう演じるんでしょうね!皆さんものすごく期待していただいていいんじゃないですかね」(村田)、「もう光秀といえば長谷川さん!となるのではないでしょうか」(愛之助)と長谷川に期待を寄せる出演者たち。

そんな中、「ダーティーなイメージのある光秀を爽やかな長谷川さんがどのように演じるのか、私も楽しみにしているんですけど…」とコメントした檀サン。

そして多くの出演者に期待を寄せられて苦笑する長谷川サンに気づき、「すみません、プレッシャーを…」と謝る一幕も見られた。

その後も「長谷川さんは新しい光秀を演じられると思いますし、私も新しい秀吉でお手伝いできれば」(佐々木)、「皆さんご存知のように長谷川さんです!そりゃあもう素晴らしい光秀になると思います!」(滝藤)、「希代の裏切り者として有名な光秀ですが、とても崇高な志を持った人でもあり、一般とのイメージのギャップが大きい。そのギャップを埋められるのは長谷川博己さんしかいないと!」(谷原)と長谷川サンを褒めちぎっていた。

そんな中で吉田サンは、「どの武将よりも有能でクールでありながら、心が一番美しい人だったのではと思います。なかなか戦国時代に両立しない人。僕は一緒に舞台をやっていますし、長谷川くんの私生活を知り抜いてます。非常に冷静、声を荒げない反面、飲んだら弾けないくせにギターをかき鳴らしながら歌いまくるというふたつの要素が光秀にぴったりなのではないかと思います」とユーモアたっぷりに太鼓判を押し、長谷川サンを苦笑させた。

出演者たちのコメントを聞いた長谷川サンは、「そんな期待をかけられるとすごくプレッシャーですね…」と困惑。

しかし、「今、いろいろ言われて、なんとなく明智の気持ちが分かった気がします。いろいろな重圧の多かった方だと思いますし、僕もなぜああいうこと(本能寺の変)をしたのかと毎日のように考えている状況なんですけど…。でも本当に期待していただいて構いません!すごいものを見せられると自信を持って…見せます!!」と堂々と意気込みを語り、会見を締めくくった。


■NHK大河ドラマ『麒麟がくる』
NHK総合、NHK-BSプレミアム 2020年1月放送スタート

7/24+(7/25・ドラゴンクエスト ユア・ストーリー出演者)+追記;7/27(・アルキメデスの大戦出演者)のにっき。み2 さ? す

◇7/24
宮沢氷魚
⇒【今夜くらべてみました】


◆7/25
有村架純
⇒【突破ファイル 真夏の突破交番&最強ミステリー2時間SP】


追記◇7/27
菅田将暉&舘ひろし
⇒【世界一受けたい授業 夏の5つの悩み解決SP】

(2/28解禁・2020年春よりスタート)のにっき。く223

2020年度前期のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)の制作発表会見が、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた。主人公を俳優の窪田正孝が務める。タイトルは『エール』で、102作目の朝ドラとして来春から放送される。朝ドラの主人公を男性が務めるのは14年後期の[マッサン]の玉山鉄二以来約6年ぶり(ヒロインはシャーロット・ケイト・フォックス)。朝ドラの主人公はほとんどが女性のため、会見で制作統括の土屋勝裕氏から「主人公を演じていただくのは窪田正孝さんです」と発表されて窪田君が登場した瞬間、会場では「えっ……」と、どよめきが起こった。

主人公は福島県の作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)さんがモデル。古関さんは全国高等学校野球選手権大会の大会歌「栄冠は君に輝く」、プロ野球・阪神タイガースの応援歌として知られる「六甲おろし」、「闘魂こめて」こと“巨人軍の歌”、早稲田大学の応援歌「紺碧の空」など、をといったスポーツに関する楽曲や、ラジオドラマ『君の名は』『鐘の鳴る丘』などの楽曲を手掛けたことでも知られる。『エール』は昭和という激動の時代に、人々の心に寄り添う曲を数々生み出した作曲家と歌手としても活躍したその妻・金子(きんこ)さんとの物語となる。

主人公・古山裕一(こやま・ゆういち)役の窪田君は「今回お話をいただけて光栄ですし、モデルとなった古関裕而さんと奥様との絆というか、夫婦の形がちょっとかわいらしいというか、男肌でもあり、女性としてのしたたかさのある金子さんという奥様との一生を描きつつ、古関裕而さんの軌跡をたどる古山裕一という役を全身全霊で演じさせていただきたいと思います。現場の皆さんとたくさん話して、楽しい現場にして、全国、福島の皆様にエールを届けたいと思います。ここに決意表明を示したいと思います」と語った。

続けて、朝ドラ出演は、10年[ゲゲゲの女房]、14年[花子とアン]に続いて3度目となる窪田君は朝ドラ主演について「つい先日聞いた」といい、「朝ドラで主役……僕は女性と思われているのかなと一瞬思ったりもしたんです」と笑顔を見せた。「朝ドラは3回目。主役として抜てきされたのは初めてですし、本当に光栄です。プロデューサーさんから丁寧に説明を受けて、この作品の思いというか、『福島の皆様に届けたい、全国の皆様に届けたい』という思いが素直に入ってきた。自分の中でのやる気というか、決意がみなぎった感覚がありました」と話した。

古関さんは福島県福島市の出身で、80年の生涯で5000曲以上を作曲した。1936年には、26歳の若さで「六甲おろし」の通称で知られる「大阪タイガースの歌(現・阪神タイガースの歌)」を発表。48年には全国高等学校野球選手権大会の大会歌「栄冠は君に輝く」を発表するなど、甲子園球場にも極めて縁が深い。

窪田君は「六甲おろし」について「あらためて六甲おろしの歌を聴かせてもらったり、動画で甲子園というすごい聖地でみんなが黄色いあれ(はっぴやユニホーム)をまとってパコパコ(メガホンなどのグッズを)たたきながら子供から大人まで『はーんしーんタイガース』って、叫んでる。業界の方にも阪神タイガースのファンがたくさんいらっしゃって、たくさんの著名人の方が甲子園の後ろのモニターに映ってみんなで熱唱している姿とかを見て、やっぱり愛されている応援歌なんだなというのをあらためて感じた瞬間がありましたね」と印象を語った。

自身も小学生の頃に野球をやっていた経験があるといい野球は身近な存在。神奈川県出身で、年代的に松坂大輔を擁した横浜がPL学園などとの激闘を制して優勝する姿も「応援していた」という。「栄冠は君に輝く」の作曲家を演じることに「子供のころからすごく耳に入ってきて。それをつくられた古関さんの生涯を演じさせていただくというのはすごく光栄ですね」としみじみと語った。制作統括の土屋勝裕氏によると、作品中に登場する楽曲名は実名になる予定だという。さらに土屋氏は「曲を通して『あのころはああだったな…』と思い出してもらう作品にする」と説明。六甲おろしをバックに、1985年の阪神日本一の映像が放送される−という可能性もある。

また、朝ドラ経験者ということで、主役の大変さは目の当たりにしていたよう。「『花子とアン』で吉高(由里子)ちゃんを目の前で見ていたので、まずは体調管理です」と笑顔を見せると「撮影が終わったあとは、スタッフさんとごはんに行ってコミュニケーションをとりながら、現場の空気感をしっかり映像に乗せていければ」と抱負を語っていた。

会見では窪田君が朝ドラの印象を明かす場面も。「老若男女の皆さんに愛される作品で、伝統もある。朝の8時というすごく貴重な時間にも、観たくなるモノ作りをされている。爽やかなんだけれど、すごくシリアスさもあって。人間の裏と表というか、感情の激動的な部分を、“朝だから”とは言わずに描いている。そこが観る人の心をつかむんじゃないかなと思っています」と語った。

制作統括の土屋勝裕は窪田君の起用について「窪田正孝さんは、繊細さと大胆さ、強さと弱さを併せ持った深い魅力のある俳優です。青年時代から30年にわたる人生を演じ切るためには、そうとうの演技力が必要だと思います。人気・実力ともに今もっとも期待されている窪田正孝さんこそ今回のドラマにふさわしいと思いオファーしました。窪田さんは若い女性にも人気があり、演技力も確か」と述べ、「窪田さんのお芝居は非常に達者。古関裕而さんをモデルにした主人公の古山裕一は、音楽はすごい天才的な才能を発揮するんですけど、それ以外はダメ、みたいな。で、穏やかで優しくて。天才的な部分とダメな部分、そして優しさ、時には大胆にという幅広い役柄を演じられる俳優さんで、人気のある方をキャスティングしてみたいと思っていたところ、窪田さんの名前が挙がってきて、決めさせていただいた」と説明した。

小関さんをモデルに選んだ理由を、土屋氏は「日本の音楽史の中心にいた方。昭和史をたどっていくうえで、作曲家の目からその時代を描きたかった。波乱に満ちた昭和という時代。誰もが口ずさめるヒット歌謡を連発し、時代の寵児(ちょうじ)でありながら、驚かされるのは、手掛けた応援歌や校歌の多さです。甲子園の行進曲『栄冠は君に輝く』のタイトルがいみじくも象徴するように、自分のことよりも、人を元気づけたい、頑張ってる人、恵まれない人に声援を送りたい……そんな思いで、この人は戦前、戦中、戦後、数多の曲を作り続けたのではないだろうか」と語り、「こうして、ドラマ『エール』は生まれました」と説明する。「明るくポジティブな妻と、気弱だけど天才の夫……夫唱婦随ならぬ“婦唱夫随”。ドラマは、そんな2人の物語であり、また激動の昭和史でもあります。“戦争”という、先人たちの大変な犠牲の上に立っている現代。随分と生きやすくなったはずなのに、またどこか、息苦しく感じてる人が増えてる気がします。暗い時代も明るい時代も、人々の心を揺さぶり、励まし続けた“古関メロディ”のように、このドラマが、どうか、朝のひととき、誰かの“エール”になれますように―――」と戦時歌謡のジャンルで活躍したことに触れながら「戦後は戦争で傷付いた人たちに明るくなってほしい、笑顔を取り戻してもらいたいという気持ちで曲を作っていた人。作曲家自身の人生が昭和史と重なり合っている」と続けた。

制作統括の土屋勝裕氏は「このドラマのモデルとなった古関裕而さんの曲は、作曲者の名前を知らなくとも、きっと誰もが一度は耳にしたことがある曲だと思います。大正から昭和にかけて、福島は絹織物産業で潤う東北一の豊かな街で、絹製品の買い付けのために多くの外国人が訪れていたそうです。そんな福島から物語はスタートします」と紹介。

「西洋の新しい音楽に触れ、福島の豊かな自然と文化の中で育った主人公は、運命の女性と出会い、戦争という苦難を乗り越え、日本中を明るく励ます応援歌を作っていきます。主人公はいくつもの挫折を経験していきますが、挫折し傷ついたことがあるからこそ、他人を励まし応援することができるのではないかと思います」。

「音楽は言葉を超えて、心の奥に火を灯す力があると思います。皆さんの知っている曲が出てきたら、ドラマを見ながら一緒に口ずさんで、悩みを吹き飛ばして一日を明るく過ごしていただきたいと思います。このドラマが視聴者の皆さんへのエール・応援歌になれば幸いです」とコメント。

演出は吉田照幸、松園武大ら。脚本を担当するのは、[ハゲタカ][離婚弁護士][医龍-Team Medical Dragon-][コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命〜]、直近では[ドロ刑〜警視庁捜査三課〜]など、医療や経済をテーマにした社会派ドラマや、推理サスペンス、ラブストーリー、ホームコメディなど、様々なジャンルのドラマや映画の脚本を手掛ける林宏司。

林氏は「今回、夫婦の物語ではあるんですけど、作曲したご本人を主人公というふうにすることで、戦前、戦中、そして戦後と日本の音楽の歴史というか中心にいた方ですので、日本の昭和史をたどっていくって言った時に、作曲家の目からその時代を見て、という方(ほう)が時代も描ける、ということでは主人公は男性ということがよいのではないかと思いました」と、男性主人公の理由を説明した。

窪田君演じる主人公の妻を演じるヒロインは、この3月からオーディションを実施し、5月頃までに決める意向であることを制作統括の土屋勝裕氏が明かした。ヒロインオーディションを円滑に進めるため、きょうの主役発表に至ったという。

今回、求めているヒロイン像について土屋氏は「金子さんは明るく元気な女性だったようです。積極的に自分が思ったことを発言していました。なので、活発なイメージのある方がいいですね」と、話していた。

モデルとなる金子(きんこ)さんは、豊橋の生まれで、古関氏が海外の作曲コンクールで上位入賞したことを新聞記事で知り、自分から手紙を送り、文通を重ねて結婚。音楽以外はからきし頼りない夫の尻をたたき、プロデュースし、夫のミューズであり続けた。自身も将来を嘱望された声楽家だったという。

同作は3月から4月にかけてヒロインオーディションを実施。初秋のクランクインを予定している。


■NHK連続テレビ小説第102作『エール』あらすじ
日本が生糸輸出量世界一となった明治42年、急速に近代化がすすむ福島の老舗呉服店に、待望の男の子が誕生する。のちに多くの名曲を生み出すことになる天才作曲家・古山裕一である。

老舗の跡取りとして育てられた裕一だが、少々ぼんやりしていて、周りには取り柄がない子どもだと思われていた。しかし音楽に出会うと、その喜びに目覚め、独学で作曲の才能を開花させてゆく。青年になった裕一は家族に内緒で海外の作曲コンクールに応募。このことが裕一の運命を変えてしまう。なんと応募した曲が上位入賞したのだ。そしてそれをきっかけに、裕一は歌手を目指しているという女学生と知り合う。福島と豊橋―遠く離れた地に住みながらも、音楽に導かれるように出会った二人は、結婚。上京すると、二人には個性豊かな人々との出会いが待っていた。そして不遇の時代を乗り越え、二人三脚で数々のヒット曲を生み出していく。

しかし時代は戦争へと突入し、裕一は軍の要請で戦時歌謡を作曲することに。自分が作った歌を歌って戦死していく若者の姿に心を痛める裕一…。 戦後、混乱の中でも復興に向かう日本。古山夫妻は、傷ついた人々の心を音楽の力で勇気づけようと、新しい時代の音楽を奏でていく――。
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