「あ、グっちゃんおはよう」
怪我の療養のために訪れている神秘の里で、リセードは新羅に声をかけられた。見遣れば、弾けんばかりの笑顔だった。
「怪我の具合はどう?」
「…良くなってる、と思う。」
「そっか、良かった!」
他愛のない会話だったが、新羅は幸せそうだった。リセードがここに来るということは、大怪我をしたということを意味していた。それ故、会えて嬉しいが素直に喜べないでいた。
「朝ごはん出来てるからちゃんと食べてね!」
「…なにか出来ることないか?してもらってばかりで落ち着かない。」
どこか恥ずかしそうにリセードはそう言った。その様子が愛おしく見えて、新羅は頬が緩むのを感じた。
「せっかくのお休みなんだから、そんなこと気にしなくていいのにー!お仕事禁止令出てるんでしょ?至れり尽くせりでいいじゃん!」
「…そうかな」
「そうそう!朝ごはん冷めちゃうよ、早く食べてきなよ!」
「…わかった」
どこか不服そうだったが、大筋は納得してもらえたみたいで、新羅は胸を撫で下ろした――
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★ルラっちのところには大怪我した時くらいしか行けない。これは公式。なんで大怪我したのかは知らん。
お仕事禁止令はよく出されてる。怪我してんのに走り回るから強制送還されたりする。これも公式。
つーかネタ分類だけどブログは公式だっていうの忘れかけてた。公式です。