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ブローチ

彼女の長い髪は、
長くきらきら輝いていた。

いつから私は、
夢を見たのだろう。

ただ君にみとれていた。

ピンク色の彼。

あの人の残像が
いつも何処でも
笑っていると
明るい一日になると思うって考える。

ふわふわした雲のように
猫を可愛がる。

ふわふわした黒のコート

ベロアの黒のスカート

秋が待ち遠しいのです。

綺麗な木ノ実より綺麗なブローチ、
素敵な叔母がつけていたそれを
僕は、磨いて磨いて
夢を見たいと言ったあの日を
思い出す。

あぁ、なんて古めかしいんだ。
なんて輝いていたのだろう。

彼女がつけてた
白猫のブローチ、
白き秋の日に
僕の手に落っこちた。

もう、冬が来そうだ。
一段と寒くなる。
彼女のブローチ、
マフラーに付け直す。


帰って、詩を刺繍しなきゃ。

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