秋、僕は公園の
椅子に置いてある
本を
拾った。

そこには、良く分からない切符と
地図が古く色褪せていた。

そこから香りが広がった。
そこへ風が吹いた。

香りがする方へ自分から行ったのか
風が案内したのか分からない。

ただ、地図のある印に
向かっているようだった。

綺麗な木の葉が舞い落ちて
あるページに挟まった。

めくってみると、

砂浜にいたんだ。

?いて進んでも、広い広い砂浜。

本には、略年とか血筋とか道とか勇者とか
書いてあり、読み進めないと分からない。

木の葉は、もう無くなっていた。
地図は、海の近くの森に矢印があり、
この辺には海底トンネルがあり、
電車が走っていたらしいと
書いてある。

砂浜の方へやってくる船がみえた。

なんか迷子の子供乗せてやってきた。

先程の本に挟まった切符を
回収してた。

迷子の子は、ライナーという白人。

ライナーは、あるたたかいで
家族と下りと上りの電車が
ばらばらで逸れたといっていた。

僕も似た独り身だった。