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いつまでも、(土鴨・土誕)



「十四郎、お誕生日おめでとう!」

「ありがとう、鴨」


土方の目の前にバースデーケーキを置いて、鴨太郎が祝いの言葉を述べた。

5月5日は土方の誕生日。

本当は土方の誕生日の宴会の筈だったのだが、近藤が気を利かせて二人きりにしたのだ。

『その方がトシもずっと喜ぶだろう』、と。


「このケーキは鴨の手作りなのか?」

「うん…お口に合うかわからないけど…」


綺麗にトッピングされたケーキを、丁寧に切り分けていく鴨太郎。

自信なさそうに俯いて、ケーキを土方に渡す。


「そんなの…、お前が作ったんだから美味いに決まっるだろ」


当たり前のように言ってのける土方に、鴨太郎は口元を緩めた。


「…そうだといいんだけど」

「そうに決まってるって」


そう言いながら誕生日ケーキをひとくち口に頬張る。


「…どう、かな…?」


不安げな鴨太郎に対し土方は


「ん!美味いよ。さすが鴨太郎だ」


普段の土方からは考えられないような笑顔を浮かべた。


「!…ほんと…?」

「あぁ、本当だよ。すげぇ美味い」


パクパクと本当に美味しそうにケーキを食べる土方に、鴨太郎は嬉しそうに微笑んだ。


ずっと心待ちにしていた土方の誕生日。

土方の幸せそうな顔が見たくて、頑張ってきた。

これからも、どんなときだって。


「…十四郎」

「んあ?どうしだ?」


ケーキを平らげた土方を、鴨太郎は真っすぐ見つめる。


「…僕はこれからも、ずっと十四郎の傍にいたい」

「!」

「だから…ずっと一緒にいようね…?」


そう言って、土方の唇を自分のそれを重ねた。





*************

土誕超SSです

遅れまくってほんっとうに申し訳ありませんでした!!(スライディング土下座)

しかも超短い……

ほんとこんなんで申し訳ない…

何と言うか、いわゆる『普通っぽい』誕生日が書きたかっんです(言い訳)

本当にすみません…



てか今日(厳密には昨日)は空知先生のお誕生日だ!!

おめでとうございます!

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