2009-12-27 19:42
あんまり名前をだしたら検索にひっかかったりするのかな。
厨房か工房の記憶が殆どなんで大変あやふやなんですが…
何故主人公が護良親王(以下もりりん)とか村上義光(以下よしりん)かといいますと
太平記の1〜2巻あたりでもりりんが大活躍してて、それが面白くて好きだったからです。
有名どころを3、4つほど。
もりりん一行は幕府軍に追われ吉野とかそこら辺をうろついていました。
ある時イモセという奴の領地を通らにゃならんとなった時、イモセが通してくれませんでした。
イモセ「ここを通りたかったらその錦の御旗をおいていきな!」
もり「それは無理だろJK。これは天皇から貰った俺らの魂だ!」
イモセ「黙って通しちゃ俺が幕府軍にボコされんだよ。いいからその魂とやら置いてけよ。そしたら見逃してやんよ。通りたいんだろ〜?ん〜?」
もり「くっ…!やむおえん…」
イモセ「うひゃひゃ」
こうして断腸の思いで御旗を渡してしまったもりりん。
もり「仕方なかったのだ…こうして皆が無事に通れただけでも幸運…。しかし…!しかし…!!」
よし「おーい!」
もり「あ、よしりん。」
後から一行に追いついたよしりん。がっしゃがっしゃ走ってくるその手には錦の御旗が!
もり「えっ、それどしたの!?」
よし「なんか途中変な奴が得意気に持ってるの見かけたんスよ!だから、『何で俺らの魂をテメェみたいな奴が気安く触ってんだよ!』ってフルボッコして奪還してきました!!」
もり「ぶっはwwwwお前www大好きwww」
よし「えっwwなんすかwwなんすかwwww」
もり「何でもねぇよwwよし、みんなで走るか!」
みんな「うわーい!!」
だいたいこんなかんじ。
次に仏さんの話。
もりりんは南北朝争乱で暴れまわる前は、天台座主という天台宗のトップのお坊さんでした。
ある山中1人?でいた時、敵に追いつかれてしまい絶対絶命のもりりん。
お堂の中で隠れたり見つかりかけたり心臓ばっくんばっくんです。
なんとかお堂の外へ逃げ出すも、しばらく走ると眼前には幕府の大軍が!
もり「うはww人生オワタ\(^q^)/」
その時でした。幕府軍に向かいヒュンヒュンと大量の矢が。
援軍「もりりん!助けにきました!!」
もり「ナイスタイミング!まじありがとう!!!!!」
……………
もり「本当に助かったよ!でも何で俺のピンチがわかったの?」
援軍「えっ、小さい子供(爺さんだったかも)に伝令を頼んだんじゃないんですか?」
もり「え、なにそれ知らない」
援軍「おかしいなあ。俺達その子に呼ばれたんだけどなあ。」
もり「…まさか!」
もりりんが懐から凄く小さな仏像を取り出しました。
なぜか仏像は汗だくで、足は泥だらけになっていたのです。
もり「お前…!!(ジィーン)」
小さな仏像の顔は心なしか誇らしげでした。
とか。これはかなり曖昧。お堂で命懸けかくれんぼ、は別の時の話だったかも。
文字数的にアレなんで最後に、よしりんの最期を。
いよいよ追い詰められ全滅も時間の問題だったもりりん軍。
前線で戦っていたよしりんが本陣へ行くと、場違いに賑やかな音がしていました。
よし「もりりん!こんな時になにをしてるんですか!」
側近「ひかえろ!もりりんは今日ここが死に場所だと腹をくくり、最後の宴を開いているのだ!」
よし「なんだって!…バカやろう!」バシッ
もり「!」
よし「もりりんは死なない!俺が生かすからだ!!」
もり「はは…何を言って…」
よし「ここは俺に任せて、もりりんは着替えてコッソリ逃げろ。」
もり「大丈夫なのか…!?」
よし「大丈夫。生きろ。」
よしりんと別れ、もりりんは敗走します。
残されたよしりんはもりりんの着物と鎧を着て、高台に上り敵軍の前に立ちはだかりました。
よし「やいやいやい!お前らこの俺が誰だか分かってんのか!?後醍醐天皇の長男、もりりんだァァ!!」
敵「ゴクリ」
よし「俺はもはやここまでのようだ。だが!お前たちに殺されなどしない!」
そういってよしりんは刀をぬきました。
よし「もりりん様の死に様、よっく目にやきつけやがれぇえ!」
もりりんの影武者になったよしりんは、自分に刀を突き刺し、腹をかっさばきました。
よし「ぐっ…!お、らあああ!!!」
自分のはらわたを敵に投げつけ、更に首に刀をあてがいました。
よし「お前らにゃあこんな事できねぇよな!俺はお前らなんかに汚されやしねえ!もりりん様をナメんじゃねえぞ!!!!」
そういって首に刀をあてがったまま高台から飛び降り、死にました。
幕府軍はその壮絶な死に様に恐れをなしうごけませんでした。
こうしてもりりんは立派に自害したと噂になりました。おかげで本物のもりりんは無事逃げ仰せ、持ち直すことができたのです。
死に際がかっこいいと5割増で素敵ですよね。
今回はこんな所で。