古代の中国では
(
風)は、神聖な「
鳥」(鳳凰)や「
竜」が起こす「神風」と考えられてました
「
神風」は各地に飛んで行き、いろいろなことを教えました
「
風教」とは
「
人の善き方向へ導く」と言う意味です
そこから出来た文字が
「諷(ふう)」です
意味は「
ほのめかす」「
おしえる」で「
そらんじる」の意味もあります
現在の「
風」は「
虫」に「
凡(はん)」ですが、
古代の「風」を表す文字には「鳥」のくちばしの前に「
凡」の形がありました
「
風」を表す記号として
「
凡」が加えられたと考えられます
この「凡」は物を載せる
皿の「
盤(ばん)」の形です
この「
凡」に
舟(ふね)を走らせる為の「
巾(きん)」を付けたのが
「帆(はん)」です
ほかけ舟の「
ほ(ほ)」の意味です
更に
「汎(はん)」は
「
風を受けて速く流れる」ことの文字で
「
うく」「
ただよう」「
ふろい」の意味です
昔は日照りの天気が続くと踊ったり、火を焚いて「雨乞い」の祈りをしました
天気の
「気(き)」の旧字
「
氣(き)」は「
气(き)」と「
米」を合わせた字です
「
气」は、雲の流れる形
雲気(雲状)のものを表しています
「
气」は生命の源と考えられていて「
米」(穀類)はその「
气」を養う素として加えられました
ですから「
气」「
米」を合わせた
「氣(気)」は全ての活動力の源で、活動の源となる
気力のことが「
元気」です
そして「
気息」(呼吸)することで生きてます
「
気質(きしつ)」とは、人に現れる気立てのこと
集団や同じ地域の人達が
共通して持っている
気質
を「
気風」と言います
「
气」を含む
「汽(き)」
雲気である「
气」には多くの水分を含んでます、その「
气」に「
サンズイ」を加えた「
汽」は
水が気化する状態で
「
ゆげ」の意味です
ですから
蒸気の力で動く車、船を
「
汽車」「
汽船」と言います