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妄想:診断より(ゆうはん(仮))

 あなたは15分以内に9RTされたら、受けが記憶の一部を喪失している設定で両片想いから告白する幽霊×犯人の、漫画または小説を書きます。 shindanmaker.com

 という診断、書かないけど書けないけどとても140文字には収まらない妄想をしてしまったので勿体ない精神で上げます。

幽霊×犯人+友人 が基本的な構図でありすべてです。


【一次】
 頭を打ったか薬を飲んだか二次創作のミラクルパワーで駒江徹平の記憶だけをすべて無くした雀野(犯人)。幽霊に取り憑かれている生活は肩が重いし冷えもひどい。だが、その見知らぬ幽霊は、油断の出来ない空気を隠しつつも友好的でどこか憎めない性格をしていた。雀野はつい口にする。

「君のような人を殺めるなんて、ひどいやつもいたものだな」

幽霊は笑って応えた。

「そう、ひどいやつなんだよ。――ま、俺はもっとひどいんだけど」

〈中略〉

 認めたくはないがそれなりに楽しい毎日を送るなかで、ある日あるときある場所で雀野はふと思ってしまう。
(♪ぼくぅらは いつまでも 見知らぬ2人の まま)

「今ならお前を殺した犯人の気持ちが分かる気がするよ」

幽霊はいまにも泣き出しそうな顔で笑った。

「そうか、ありがとう」
「え?」
「まずいな、こんなこと言うつもりじゃなかったのにな。――……俺は何度でも、お前に殺されるよ」

目を見開く雀野。

「まさか、君は、僕が……? そんな、っ、頭が、」

なぁにを今さらという話ではあるがここはまあ創作らしく、頭を抱えて倒れ込む。

 目を覚ますと、心配そうな駒江の顔の向こうに白い天井。手を伸ばしても温もりなどあるはずもなく、ただただ空を切るばかり。ああ、死んでいるのだ。雀野は掠れる声で言った。

「……僕は、一度殺せば充分かな」
「雀野……!」
「うるさいよ、駒江」
「雀野ぉおおおおお」


エンダァアアアアアアアアアアア イヤァアアアアア!!


友人「待って」


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