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ぼんやりと兄さんを想う。
ただただ、あの笑顔と
心地を反芻する。

15秒も満たない電話で
私を満たす人はいない。

ほどほどの愛ではない。
ただただ依存して
ただただ溺れる。

快楽だけなのかもしれないし
慰めや都合だけかもしれない。

でも私はあの人に
誰にも見せられない顔を
見せることができる。
子供のときのような
素直で、打算のない、
ひたむきな欲求。


私の物差しはあの人で
軸すらあの人で

最早私は
この関係が始まってからというもの
1人の人間としての
価値や存在など無くしたのかもしれない。
ただ残るのは
1人の女としての私。

.

社会人というものになってからというもの
自分とは何かというのを
嫌というほど食べさせられる

将来の自分は?
目標は?
幸せは?
何のために働くのか?

そんなの分かるはずがない


昨日から
兄さんが会いに来てくれた。
仕事で来る予定が
一度戻らねばならない予定になって
会えないのではないかと思った矢先
会いたいからと往復2時間かけて
会いに来てくれた。


どうしてこの人は
私が最低に落ちぶれて
だめになってしまいそうになるとき
必ず会いに来てくれるのだろう。


初めて兄さんと自転車に乗った。
久しぶりの自転車に
兄さんははしゃいでた。
その後ろで、腕を回して座る。

近所のお気に入りのお店に
ごはんにいく。
兄さんもとても気に入って
とても楽しんでくれた。

家に帰ったら
時間を惜しんで触れ合う。
何度も何度も
何時間も抱き合う。

兄さんは愛おしそうに
何度も抱いてくれる。
なんて幸せなのだろうと
幸福に満ちて
私の幸せはずっと
ここにしかなかったのだろうと思った。

どんなに仕事だの人生だの
充足だのと言ったって
結局この目先の、根本の、
変わらない幸福には敵わない。
私はこれが幸せなのだと
そういう基準しかもうきっと持ち合わせることはできない。
なんて愚かで汚くて、でも愛しいのだろう。

この人と出会えたことが幸せ。
そして私は一生、この人についていきたい。
この人に忠誠を誓って、働きたい。生きていきたい。

この人のそばに在りたい。
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