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彼が戻ってしまってからというもの
日に日に、連絡が少なくなっていくことに
寂しさしか覚えられないこの頃
最早、私たちの間には
その程度のものしか残っていなくて

そう思って
泣いていた矢先のこと
出張で東京にいったとき
たまたま彼も東京に出張だった
示し合わせてもいなかった私は
新幹線の中から彼に急いで電話をする

今、品川にいるの

え、俺渋谷だよ!?まじで?

と彼も驚きを隠せない反応をする
仕事が終わる時間も、
明日帰る時間も、すべて言うことなしの時間

一緒に泊まれるホテルをとって、
彼と待ち合わせをする

終始彼は、
一生でこんなこと一度しかない
と喜んでいるようだった

会えないかもしれないと言っていたのに
こんなにすぐに会えるなんて

一緒にお風呂に入りながら
彼の仕事の話、
これからしたい仕事の話を
あれやこれやと語り合った

彼に抱かれる感覚は
やはり何にも変えられず
どんな人にも、これを塗り替えることなどできなくて

ここにしか、この想いはないのだと悟る

何度でも、何度でも。

彼と別れる名残惜しさもあったけれど
こんな縁もあるのだと思った

こんな少しずつを積み重ねて
私は耐えて、離れられない感覚を手放せないまま
彼以外愛せなくなるのだろう

彼以外なんて
みんな横並び

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