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サイト更新。
サブマスを一作。
夜に屋上でおセックスする上下。

前に上げた「愛すべき色情狂」という話を書いた時に、

(うっわーしばらく書かないうちにエロ書くのへたくそになってやがるwwwなんてそそられない文章だよwwwwwこれはヒドいwwwドイヒーwwwwwwwww)

と思ったので
リベンジのつもりで書いた。
勝った気はあんまししない。

春コミの戦利品を読んで、湧き上がる萌えの勢いを借りて一晩で仕上げた。酒の力を借りて言いにくいことを言うみたいな。

それなりにエロエロで不思議系なクダリちゃんが書けたので満足してます。
感じる度にお星様見えちゃうクダリちゃん。欲に従順なクダリちゃん。可愛い可愛いクダリちゃん。
そんなクダリちゃんを抱けるノボリさんは世界で一番の幸せ者である。ああちくしょうそこ代われよ私もクダリちゃん犯してぇよちんこないけど。



次はロール書けたらいいな。

ポッターズ・フィールド




 何もない草原のあちらこちらに転がる白い物体を一つ、蹴り転がした。かろく跳ねた物体の正面が、丁度こちらを振り向いてとまる。がらんどうの眼窩から感じるはずのない視線を感じてふっと笑う。怪談もいいとこだ、と。
 ざっと見渡すだけでは何もないように見えるが、下を向いて歩けばすぐに分かる。この辺り一帯にはこうした骸がごろごろ転がっている。戦争の跡地なのか、疫病で滅んだ原住民の群れか、何の情報も残されていないので真相は分からない。分かるのは、非常に多くの人間が瞬く間に死んだということだけ。
 この草原の全てが無縁墓地だった。

「ここ、ガイコツだらけだな」

 横で麦わら屋が頭蓋骨を拾い上げながら呟く。目の前の光景を見晴らし、湧き上がる問いを考え無しに尋ねてくる。

「何個あるんだろ」
「おれが知るか」
「なんでここ来たんだ?」
「なんとなくだ」
「そうか。ひれーな」
「ああ」
「町とかねェのか?」
「ないだろうな」
「ふーん」

 麦わら屋は周辺に落ちていた頭蓋骨を四つ積み上げて片手で持ち、バランスゲームを始めた。

「おれも死んだらこうなんのかな」

 麦わら屋の手の平の上にドクロの塔が建つ。おれはその上に一つ、頭蓋骨を重ねた。
 しゃれこうべの五重塔。

「そりゃねェよ」
「なんで」
「お前の死体はおれが回収するからだ。今、ここで」

 おれは刀を抜いた。

「存分に殺り合おうじゃねェか」

 六つ目のドクロを積み上げていた四億の賞金首は、おれの言葉を聞くなりみるみるファイターの目をして、不敵な笑みを見せながら頭蓋骨を後ろに放り投げた。

 さぁ、骸をさらすのはどちらか。

まぐれはぐれ




 両親の目を盗んで、ノボリとクダリは買い物に来ていたショッピングモールから抜け出した。入口から出、すぐ目の前にある駐車場をまっすぐ横切り、道路を渡った先にある大きな広場が目的地。
 ふたりは父と母が二人きりで居たかったことを敏感に察していた。親として、まだ幼い子供を家に置いておくことはできない。だから自分たちを連れて家族全員でのお出かけになったのだと、聡い彼らは知っていた。
 ならば、自分たちの方から勝手にいなくなってしまえばいい。そうすれば両親はなんの非もなく、自分たち抜きで二人一緒に過ごせるだろう。悪いのはやんちゃを働いて気ままに親からはぐれた、自分たちなのだから。

「母さん、父さんとなに話してるかな?」
「きっと楽しいことを、いっぱいお話ししてるのでしょう」

 駐車場を抜けた先で信号が青に変わるのを待つ。
 揃いで色違いの帽子と洋服に身を包んだ幼いふたりに、道を通る人、同じく信号を待つ人が、ちらちらと視線を投げかけてくる。こんな小さな子供だけなのか、親はどこかにいないのか。そんな疑問を孕んだ視線だった。そしてその中には物珍しいものを見る好奇の念も含まれていた。彼らの顔が瓜二つだったからだ。
 ふたりは、自分たちが周りの興味を多分に引く存在であることにもすでに気づいている。昔からそうなのでもう慣れっこだった。無駄に注目を集めるのはあまりいいことではないと、なんとなくわかっていたが、双子であることが彼らにとってマイナスに働いたことはなく、むしろプラスになることが多かったため、双子というステータスはふたりにとって大切なものだった。ノボリあってのクダリ、クダリあってのノボリだと、口に出したことはなかれど互いにそう思っていた。
 信号が青に変わった。
 ふたりの兄弟は一目散に駆け出す。
 あと少しで向かい側に着くという時、猛スピードで大型トラックが突っ込んできた。轟音と悲鳴がふたりの鼓膜を揺らした刹那、華奢なふたつの肢体は凄まじい衝撃を受けて跳ね上がった。視界が回転し、全身がコンクリートに叩きつけられる頭の向こうで、暴走トラックが近くの電信柱に派手にぶつかる音がした。
 真っ赤だった。横たわる道路も、投げ出された自分の手も、同じく傍に転がる片割れも。
 どよめきが遠くに聞こえる。さまざまな人間の気配が飛び交う中、血まみれのふたりは不思議な静寂の中にいた。うっすらと残る意識の全てを片割れに注いでいた。
 見つめあうふたりは目で会話する。

(ノボリ、まっかだね)
(あなたこそ)
(ボクたち、ひかれちゃった)
(みたいです)
(死んじゃうかな?)
(たぶん…)
(ねぇ、痛くない?)
(いいえ。でも寒いです)
(ボクもおんなじ)
(そうですか)
(ねぇ、ノボリ)
(なんです、クダリ)
(母さんはなんでボクたちのこと、あんまり好きじゃなかったんだろう。父さんはどうして、ボクたちとあんまりお話ししてくれなかったんだろう)
(さぁ…わからないです)
(嫌い、だったのかな?)
(そうだったのかも、しれません)
(でも、じゃあ、これで)
(ええ)
(母さんと父さん、喜ぶね)
(はい)
(ノボリ)
(はい)
(さむい、よ)
(わたくしも)
(ノボリ、)
(クダ、リ)
(の…ぼ…)
(だ、り……)

 息絶える直前に伸ばされた手は、繋がれることなく力尽きた。

ファインロンパ




「おい、これなんだよ」
「お前の髪から取ったDNAを視覚化させたものだ」
「でぃーえぬえー?」
「こいつを使って、お前をもう一人複製することが出来る」
「おれがもう一人?ほんとかそれ」
「理論上はな。但し、お前そのものがつくれるというわけじゃないぞ。お前と全く同じ身体構造を持った人間であって、モンキー・D・ルフィそのものとは全く違う」
「?」
「分からなければ、お前と声も顔も何もかもそっくりの別の人間だと思えばいい」
「ふーん。で、ローはなんでおれをつくろうとしてんだ」
「いや、つくろうとはしてねェよ。こいつを使えばそれが理論上可能なんだと言っただけで、実際にやろうとしてるとは言ってないぞ」
「そうだっけか?」
「そうだよ。勝手に話を発展させんな。大体お前の複製なんかつくって、おれに何のメリットがある」
「…いつでもおれと遊べるとか?」
「…流石にマガイモノをつくってまでお前を欲しちゃいねェ。宝も命も天然モノが一番だ。だろ?」
「……」
「どうした」
「うーん、あのさ」
「ああ」
「命に、天然とかってあるのか?」

 その質問が予想を軽く超えた類の、あまりにも善良なものだったので、思わず海賊のくせに妙な道徳観念なんか持ち出すんじゃねェと言いそうになって、しかし思い留まった。こいつはそういうことを言っているのではなく、ただの単純な疑問として聞いているのだ。
 しかし、自分の発言があまりにも畑違いだったことに気づかされたのには違いなく。

「…さっきの発言は取り消す」
「え?」
「確かに、宝と命じゃ真偽の比較にならねェよ」
「なに言ってんだお前?」
「そりゃ生きてりゃ何でも命持ってるって言えらぁな。そこに本物も偽物もあるわけねェ。あるとするなら、生物として完全か不完全かってところか?ハエトリグサは完全で、胎児は不完全。いや、もうどうでもいいな、そんなことは」
「おいロー、」
「麦わら屋」
「あ?」
「ちょっと一回抱かせろ」
「断るッ!!」
「いやぁこんな面白い恋人持てたおれは幸せだな。お前といると飽きなくていい」
「おい変なとこ触んなよ!」
「麦わら屋」
「ロー、ちょ…タンマタンマタンマ!」
「子作りしようぜ」
「アホか!!」
「かわいいな。でも、」
「うっせ!どけ!」
「少し黙っとけ」
「んっ…!?」



 純真は時に思わぬファインプレーを生む。


人生初コスプレしてきました。
畏れ多くもサブウェイマスター・ノボリに粉してきました。

……なんかもう、良くも悪くもドキがムネムネでしたよ。



衣装は全てクダリ担当の友人が用意しました。

彼女が「やりたい!やろう!」と言ったので「ああじゃあいいよ、私でよければ着せ替え人形に使ってくれ」と軽くOK出したのが、昨年一月のコミックシティに参加した時のこと。

人生に一回でいいからやってみたいと思っていたコスプレ。
完全に便乗です。
貴重な体験をさせてくれた友人いより氏に心から感謝します。二人分の衣装を用意する労力を考えれば頭が上がらない。化粧から何まで本当に全て彼女に任せっきりでした。私は言われるまま、生けるマネキンとしてノボリという被写体になりました。

そして分かったことは唯一つ。

レイヤーさんってすげぇ…。





…と、それから。

メールを返すタイミングを失くしてしまったのでここで私信を。

月姐さん。
弟さん、デビューおめでとうございます。無事に形に出来たようで。
29日を楽しみにしています( ´ ▽ ` )
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