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珈琲店タレーランの事件簿



京都の小路の一角に、ひっそりと店を構える珈琲店「タレーラン」。恋人と喧嘩した主人公は、偶然に導かれて入ったこの店で、運命の出会いを果たす。長年追い求めた理想の珈琲と、魅惑的な女性バリスタ切間美星だ。美星の聡明な頭脳は、店に持ち込まれる日常の謎を、鮮やかに解き明かしていく。だが美星には、秘められた過去があり―。軽妙な会話とキャラが炸裂する鮮烈なデビュー作。


切迫早産で入院してましたが、無事23日に退院しました。赤ちゃん、もう少しお腹にいてね(T▽T)

ある日、本屋さんに行ったら週刊ランキングに入ってまして。タイトルから気になって、表紙はちょっとラノベっぽい?と思いつつ読書メーターに登録(笑)

それから数日後に図書館で新刊コーナーにあって借りたはいいけど、入院だなんだってしてたら読めずに返却期限過ぎて電話きました。読みたいんでしょって旦那さんが買ってきてくれました(>_<)

連作短編になってますが、あっさり読めるミステリです。さらりと読めるので、意外と早く読み終わるかもしれません(私はマイペースに病室で読んでたのですが、睡魔がね)。

キャラの濃さは本当にイチオシ(笑)そしてラストまでには、主人公と美星の行方が…どうなる?ラストにはちょっとびっくりしました。

美星が推理する時に、豆を挽くんです。その時の決めゼリフがどこかで似たようなのを聞いたような気が…思い出せないけど。

この作品シリーズになるのかな?またこの2人を見たいなと。是非ともシリーズ化を!

ロマンス小説の七日間



あかりは海外ロマンス小説の翻訳を生業とする、28歳の独身女性。ボーイフレンドの神名と半同棲中だ。中世騎士と女領主の恋愛話を依頼され、歯も浮きまくる翻訳に奮闘しているところへ、会社を突然辞めた神名が帰宅する。不可解な彼の言動に困惑するあかりは、思わず自分のささくれ立つ気持ちを小説の主人公たちにぶつけてしまう。原作を離れ、どんどん創作されるストーリー。現実は小説に、小説は現実に、2つの物語は互いに影響を及ぼし、やがてとんでもない展開に!注目の作家、三浦しをんが書き下ろす新感覚恋愛小説。


退屈な入院生活に小説は欠かせません。やっと副作用の動悸にも慣れてきたので、読めるようになってきました。

久々の三浦しをん。読みたい本は増えるのに、なかなか読めず…積読本の消化中。

三浦しをんの恋愛小説って、憧れるようなのじゃなくて、なんかサクサク読めちゃうイメージ。神名も憧れちゃうような男性じゃない。突然仕事辞めちゃうような人、私なら嫌だもん(>_<)

今回は翻訳者の設定だから、1冊で恋愛小説とハーレクイン的な話が一緒に楽しめます。もう翻訳じゃなくて創作ストーリーだけど(笑)

どちらの展開もあかりの気持ちで決まっていくので、影響があって面白いです。

あ〜早く帰りたいよ。入院生活飽きた(-.-;)ずっと点滴だし、病棟から出ちゃいけないって言う…病みそう(笑)

カマラとアマラの丘



廃墟となった遊園地、ここは秘密の動物霊園。奇妙な名前の丘にいわくつきのペットが眠る。弔いのためには、依頼者は墓守の青年と交渉し、一番大切なものを差し出さなければならない。ゴールデンレトリーバー、天才インコ、そして…。彼らの“物語”から、青年が解き明かす真実とは。人と動物のあらゆる絆を描いた連作ミステリー。


切迫早産で昨日の夜から入院中。点滴の副作用で動悸がひどいです(-.-;)

生と死、初野晴のデビュー作も同じテーマでした。表紙のイラストよりも、内容は重たいファンタジー。でも避けられないそれぞれの別れ。

最後まで読むと、あぁ全ては霊園の中で繋がっているんだって切ないながら、この弔いが続いて欲しいって思いました。
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