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恋のゴンドラ



真冬に集う男女8人の運命は?この恋の行方は、天国か地獄か。怒濤の連続どんでん返し!あの東野圭吾が“恋愛"という永遠のミステリーに真っ向から挑む。衝撃の結末から目を逸らすな!

東野圭吾、初の?恋愛小説。ゲレンデシリーズ恒例、根津さん出てきます。いやー、根津さんが好き、私は。

連作短編集なのですね。全ての話がどこかで繋がってる。というか、登場人物がいろいろ繋がってる…ちょっと世の中の狭さを恨みたくなるくらい…怖いくらい。

最初の話は6人乗りのゴンドラで、広太と自分が浮気相手だと知らない桃実が一緒に乗ったのは、広太と同棲してる恋人・美雪だった…いや、もう状況が怖いから。いつバレるか、いつ桃実から名前呼ばれるか。バレてる?バレてない?ゴンドラ降りてからもハラハラドキドキ。

これが最後まで尾をひくというか、最後まで繋がってるのです。東野圭吾も恋愛もの、書けるんだ!と思いながら、やっぱりミステリの方が好き。この長いラインを繋げられるのはさすがです。

どうか、物語の中でなんとも不運に見舞われた日田や桃実が幸せになってほしいと思う。

雪煙チェイス



殺人の容疑をかけられた大学生の脇坂竜実。彼のアリバイを証明できる唯一の人物―正体不明の美人スノーボーダーを捜しに、竜実は日本屈指のスキー場に向かった。それを追うのは「本庁より先に捕らえろ」と命じられた所轄の刑事・小杉。村の人々も巻き込み、広大なゲレンデを舞台に予測不能のチェイスが始まる!どんでん返し連続の痛快ノンストップ・サスペンス。


そのうち読みたいなーと思ってて、図書館で予約してやっと借りました。

ゲレンデシリーズの3作目、なのかな。根津さん出てくるので。でも今回の主役は、犯人にされてしまった竜実と彼を追う刑事の小杉かな。

普通の大学生の竜実が、散歩出来なくなったおじいさんに雇われて、犬の散歩のバイトをしていたのですが、そこのおじいさんが何者かに殺されてしまいます。それの容疑者になってしまうのですが、アリバイを証明出来る人は名前も知らないスノボーの女神。その人を見つけられないと、犯人として捕まってしまいます。広すぎるスキー場で彼女を見つけられるのでしょうか…。

警察の中の格差やライバル意識なんかも小杉を困らせながらも、彼なりのやり方で犯人を探します。

今回は前作でも登場してたカップルのゲレンデウェディングがあり、それを大成功させるためにも早く女神を見つけなきゃいけない。果たして間に合うのか?

無実の容疑者と、刑事とアリバイ証明出来るスノボーの彼女。真犯人にはびっくりしました…逃亡劇の方がメインなので、全然予想出来なかった(笑)

マレフィセント



「眠れる森の美女」の悪役マレフィセントの物語。オーロラ姫に呪いをかけた本当の理由とは? 2014年7月公開映画の小説版。

児童書コーナーで見つけて借りました。
前に映画は観たのですが、悪役である魔女からみた物語は全然違ってて。魔女ではなくて妖精だったり、愛する気持ちを痛いくらい知ってる人。イメージがガラッと変わる作品だと思う。

海外の童話って、たまにどれが本当か分からない。アナ雪だって、いい人にしちゃうし。でも、どの作品も違う視点で見れば違う作品になっちゃうんだろうなっても思う。

マレフィセントは決して冷たい人ではないし、だけど上手く優しくすることを忘れてしまった。可哀想な過去があったからなんだって気付くと、胸がギュッとなる。マレフィセントの側についてるディアバルも、きっと彼女の優しさを知ってるから側にいるんだと思う。

全て失ったからこそ、強くならなきゃないって心に鎧を纏ったマレフィセントが元の美しく優しい妖精になってくれるのを願いながら読みました。

8月まとめ

8月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:674
ナイス数:1

きのうの影踏み (幽BOOKS)きのうの影踏み (幽BOOKS)
読了日:08月26日 著者:辻村 深月
ダイイング・アイ (光文社文庫 ひ 6-11)ダイイング・アイ (光文社文庫 ひ 6-11)
読了日:08月20日 著者:東野 圭吾

読書メーター
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