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アーチー・グリーンと錬金術師の呪い



魔法界最大のイベント「国際魔法ブックフェア」開催!その、はなやかな催しの裏で、“食らう者”たちは、さらに勢力をのばし、“関所の壁”も、ゆらぎはじめる。そして、アーチーには不吉な予言が…!ボドリアン図書館を舞台にくりひろげられる暗黒の魔法をめぐる攻防、第2巻!


前巻読んで返却しようと図書館に行ったら、児童書の新刊コーナーで発見♪続きが読みたかったから嬉しい!

みんな楽しみにしてたブックフェア。色んなお話や、売り物もあって、本だけじゃない。また法律事務所から届け物もあるし、アーチーはやっぱり魔法図書館と繋がりがあるらしい…。

魔法図書館も魔法が弱まってきて、『食らう者』に狙われてるし、ファロスの火も動き出す…?アーチーの家系も分かってきて、どんどんおもしろくなってきます。イライラする場面もあるけど、成長していくアーチーたちの姿がたくましいです。

まだ続くのかな、と期待して待ってます!

いったでしょ



道行く危険を発見するたびに馬のお母さんは子馬に注意するのですが…。「つまずきますよ」「つまずいた!」「いったでしょ」。「おちますよ」「おちた!」「いったでしょ」…。親子の掛け合いが楽しい絵本。

図書館で見つけて、思わず手に取った絵本。まるで自分の子供のことかと思うくらいに、あるあるでした。

『だからいったでしょ!』のかけ声が、一体わが家で1日に何回響いているのか…子供は何度言ってもうちでは学んでくれません(笑)

小さい子供のいる人には頷いてしまいたくなる作品。

深い穴に落ちてしまった



ある日、兄弟が森で穴に落ちてしまった。深さ7メートルの穴からどうしても出られず、木の根や虫を食べて何か月も極限の環境を生き延びようとする。外界から遮断された小さな世界で、弟は現実と怪奇と幻想が渾然一体となった、めくるめく幻覚を見はじめる。名も年もわからない兄弟、なぜか素数のみの章番号、幻覚に織り交ぜられた暗号。寓意と象徴に彩られた不思議な物語は、読後、驚愕と力強い感動をもたらす。暗黒時代を生きる大人のための寓話。

謎過ぎます…誰か解読してください。私の理解力では到底できないです。何度も読み返せば暗号にも気付けるのでしょうか。

物語をそのまま素直に寓話として受けとればいいのか、それとも暗喩として受けとればいいのかも悩みます。穴の上にいるものは権力があるんだ、と兄が言う場面があるのですよ。

兄弟も謎だらけ…本当に兄弟なのかさえ危うい。謎を解ければひとつの文章になるらしいのですが、気になりつつネットでも見つからない。誰か解いてーもう一度読む気力はないです。気持ちの面で消耗します。

ねずみの騎士デスペローの物語



人間のお姫さまに恋をして、ネズミ界を追放されたハツカネズミ、デスペロー。母親をなくした悲しみをかかえる美しいお姫さま。地下牢のやみに住み、光にあこがれとにくしみを抱くドブネズミ。いつか自分がお姫さまになると信じている下ばたらきの娘。それぞれのかなわぬ思いは、どこへゆくのでしょうか。愛とゆるし、そして勇気と希望に満たされた、あたたかい物語。2004年ニューベリー賞受賞の話題作。

表紙の針を持って立ち向かってるネズミのイラストがかわいくて、思わず借りちゃいました。『愛をみつけたうさぎ』書いた人と一緒だったんですね、読み終わってから気付きました。

ちょっとみんなと違うハツカネズミのデスペロー。その違いも、十人十色って言えたらステキだよね。みんなより小さくて、みんなより耳が大きい。図書館の本を読んで、『いつまでもしあわせに』の物語に感動してる。

人間のお姫様、ピー姫に恋をして、ハツカネズミ界を追放されちゃうけど、その時パパが追放される息子を振り返らなかったことを悔やんでる。
許すというのは、難しいこと。だけど、自分を助けるために許すのは、ちょっと虚しいと思う…。

デスペローの愛の力もすごい。恐怖も打ち破って、立ち向かって行ける。みんなそれぞれ欲しいと願うものがあるけど、果たして手に入るのかな…?一編が短いので寝る前にちょっとずつ読むのもいいかも。

幽落町おばけ駄菓子屋 晴天に舞う鯉のぼり



御城彼方は、大学2年生になった。生身の人間ながら、人ならざるものが住む常世の町「幽落町」に下宿して、2年目の春。のんびりキャンパスを歩いていたら、突然ハーレーに乗った都築によって、江東区の古い病院へ連れ去られてしまう。彼方を人質にして「幽落町」から水脈さんを呼び出した都築は、桐箱に入った、「枕」を見せるのだった…。レトロな町並みで展開される、ほっこり懐かしい、謎とき物語。大人気シリーズ!

ついつい借りてしまうシリーズです。大学2年生になった彼方くん。前巻でできたお友達とも上手くいってるようでほっこりします。
今さらになって気づいたのですが、謎解きだったんですね、この本。あまり要素としてない気がします…ヒント少ないし。でも、このシリーズは、あまり急かす感じもなくて読みやすいです。

今回は黒都築さん、らしいけど…やっぱり白じゃないのか。ハーレーで連れ去っちゃうとことか、怖いけどカッコいい。

枕の呪い?や、鯉のぼりの思い出、おばちゃんに先立たれたおじいちゃんの正体、新築のお家で聞こえる謎の声…今回も都築さん活躍です。
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