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ダレン・シャンU 若きバンパイア



友人の命を救うためバンパイアのクレスプリーとの取引で自分がバンパイアになってしまったダレン少年。半分人間、半分バンパイアとして生きていくために家族と友人を失い寂しい毎日を送っていた。ある日クレスプリーの提案で「シルク・ド・フリーク」のメンバーになり友達も出来て、ようやく笑顔がとりもどせるようになったが…。ファンタジーミステリー待望の第2弾。

図書館で借りたのですが、とても傷のついた状態になっていました。紐は途中で切れてるし、表紙は傷だらけ。中は破けてたり、汚れてたり…大切にして欲しいな。

1巻で親友を助けるために半分バンパイアになったダレン。しかし、ちょっと性格が歪んでるのでは?と疑いたくなる言動が多々ある。憎きバンパイアのクレプスリーだけど、何かとダレンを心配してて、半バンパイアにしたことを泣いて詫びたり、頑なに人間の血を飲もうとしなくて死にそう(バンパイアなのに!)になってるのを見てられなくなったり。ダレンの父親みたいになってきた。

でも飲み過ぎなければ人間は死なないから、ほんの少し飲めばいいのだと言われても、自分は悪魔になりたくないと拒む。血を飲んで生きるか、血を飲まずに死ぬかー。

伝説のバンパイアと違って、無闇に人間を殺さない。モルグで新しい遺体から血を抜いたり、生きてる人間からちょっともらったり(奪ったり)?気をつかってるらしい現代のバンパイア(笑)

一難去ってまた一難…ダレンは親友を見つけられるのかな?早く続き借りてこよう。

怪談えほん 悪い本



この世の中のどこかに存在する悪い本。そんな本いらない?でもきっとほしくなる。宮部みゆきと吉田尚令が贈るこの世でいちばん悪い本。

本屋さんで立ち読みして、ちゃんと読みたいなーと思っていたら、図書館で発見。シリーズで借りちゃいました。

悪い本です、と自己紹介する“ぬいぐるみ”たち。心に話しかけてくるように感じてしまう、絵です。素直に読んだら、ちょっと気味の悪い本なのですが、深読みすると怖い本。

誰かを消したくなるときがくる、嫌いになるときがくる。友情なんて細い糸のようなもので、簡単に捻れて切れてしまえば、黒い感情が流れてしまうのかもしれない。

いつかあなたも悪い本が欲しくなる、きっと。

アーチー・グリーンと魔法図書館の謎



12歳の誕生日、アーチーに届けられた謎の小包。それは、イングランド最古の法律事務所に、400年前に預けられたものだった。この小包には、奇妙なメッセージが…。“暗黒の魔法”が記された7冊の『恐怖の書』をめぐる謎解き冒険物語!危険な魔法をねらって、“食らう者”が動き出す…!

児童書コーナーから。続編が出てるみたいで、新刊コーナーに続編がありました。借りたいなー。

ロレッタの作った缶詰めのニシンが刺さったケーキが冒頭で出て来て、すごく印象的というか…もう忘れられなくて(笑)頭から離れない。誰のためのケーキだったのか?

おばあちゃんと二人で暮らしてるアーチーは12歳の誕生日。そんな日に届いた不思議な小包。中身は古ーい本。これがこの物語の重要なアイテム。アーチーの知らなかった魔法の世界。急に目の前に広がった自分の新しい未来。アーチーの力。

本を食べる「食らう者」が危険な魔法を狙ってる!アーチーたちは本を守ることができるのか。

リズム良く進んでくストーリーで読みやすいです。早く続編が読みたい!

ゆき、まだかなあ



ゆきをまっているあなぐまに、ハリネズミがいいました。「ふるときにはふるよ。ただ、まっていればいいんだ」


絵の可愛さに、柔らかさにひかれて借りました。知らずに借りたのですが、江國香織が翻訳してるのですね。

雪が待ち遠しいあなぐまのために、みんな色んな雪を降らせるおまじない?を試したりして、一緒に雪が降るのを待ってます。

そのうち雪が降るだろうってのんびり待ってる動物たちと、どうしても早く降ってほしいあなぐま。果たして雪は降るのか…?

かわいい動物たちの絵に癒されます。

がらくた屋と月の夜話



仕事も恋も上手くいかないつき子は、ある日、道に迷い、一軒の骨董品屋に辿り着く。そこは、モノではなく、ガラクタに秘められた“物語”を売る店だった。古い時刻表、欠けたティーカップ、耳の取れたぬいぐるみ…。がらくたばかりの「河嶋骨董店」を、今日もまた忘れてしまった大切な何かを探しにお客たちが訪れる。トランクいっぱいに、あなたへの物語が詰まっている。「河嶋骨董店」へようこそ!


好きな作家さんです。思い出がテーマなのも『思い出のとき修理します』と似てて、借りました。

恋に不器用で、すぐ騙されちゃいそうなつき子が見つけた骨董店。そこで出会った不思議な骨董店のおじさん。たくさんのガラクタと物語を売るお店にやってくる人たちは、どこかで無くしたものを探してる。ここでガラクタたちは、必然的に迷ってる人たちと出会ってく。

そこでつき子も変わっていく。たくさんの出会いとガラクタたちに巡りあって、この骨董店にひかれてく。ガラクタに見えるものも、人が違えば大切なものになって、そこにある物語が癒しになってる。

骨董店のおじさんが抱える物語も、切なくて泣きそうになりながら読み切りました。骨董店の近くで出会う天地さんの抱える物語も、胸がズキンとなるような過去も、いつか思い出に変わるのか。つき子も過去を乗り越えて欲しい。
素敵な表紙もカワイイです。
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