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ぼくのメジャースプーン



ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった―。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に一度だけ。これはぼくの闘いだ。


ずっと気になりつつ、今頃借りてみました。罪と罰、救いという難しいことを「ぼく」が大切な友達のために、自分の全てを賭けて戦う物語。

クラスで一人くらいいる、ちょっとだけ大人な子。そのせいで、少しだけみんなより孤独を抱えてる。ふみちゃんは、そんな大人な子供。
「ぼく」は、まだまだ上手く言葉を繋げないけど、ふみちゃんを大事な気持ちは強い。

そんな二人を襲ったある事件…そのせいで言葉を失ったふみちゃん。「ぼく」はふみちゃんが閉ざしてしまった心は戻ってこないと思ってる。だけど、ふみちゃんも、現実とちゃんと戦ってるんじゃないかな。

そんな時「ぼく」が気付かされた不思議な力。その力を上手く使えるように、お母さんある先生の元へ通わせます。その先生も、少し変わってるんだけど、結構お気に入りです。

もどかしい葛藤と戦う「ぼく」の成長を描いた一冊。

幽落町おばけ駄菓子屋 夕涼みの蝉時雨



大学生の御城彼方は、あの世とこの世の境界に存在する幽落町に下宿し、駄菓子屋“水無月堂”の店主で大家でもある水脈さんとアヤカシたちの憂いを解決する日々。ある日、駄菓子屋の用心棒、猫目さんと大掃除をする中、見慣れぬ瀬戸物を見つける。その正体は付喪神だった。「まだ使えるのに捨てられた」ため人間への強い恨みを抱えている彼らに水脈さんは“金継ぎ”を提案する。大人気!ほっこり、謎ときミステリー第7弾!


もう7巻なのですね。先日、図書館で最終巻が新刊コーナーにあって、ちょっと寂しく思いながらここまで読みました。

つくもがみ、海座頭、雷と一緒にやってきた可愛い妖怪…一度は聞いたことあるアヤカシが出てきます。海座頭のイラストが冒頭ですでに出てたので気づいてたけど、このシリーズは所謂イケメンばかり出てくるのですね…私好みではないけど。

海座頭の話は震災を思い出す内容で、そんなつもりなかったのに涙が滲みました。普段は気にしないようにしてるけど、あの震災は深い傷になってるんだなってこういう時に気付かされる。地震の揺れや津波を軽く考えないで、警報出てたら避難出来る人間にならなきゃなって思う。

おまけのお話で、ちゃっかりもう1つのシリーズ『深海カフェ』を宣伝してる作家さん(笑)そっちも読みたいなーとついつい思っちゃった。

4月まとめ

2017年4月の読書メーター

読んだ本の数:11冊

読んだページ数:1248ページ

ナイス数:2ナイス



サンタクロースのはるやすみ (こころのほんばこ)サンタクロースのはるやすみ (こころのほんばこ)

読了日:4月30日 著者:ロジャーデュボアザン
アーチー・グリーンと錬金術師の呪い (アーチー・グリーンと魔法図書館 2)アーチー・グリーンと錬金術師の呪い (アーチー・グリーンと魔法図書館 2)

読了日:4月26日 著者:D.D.エヴェレスト
いったでしょいったでしょ感想

自分の子供のことかと思うくらいあるあるだった(笑)

読了日:4月25日 著者:五味太郎
深い穴に落ちてしまった深い穴に落ちてしまった

読了日:4月21日 著者:イバン・レピラ
ねずみの騎士デスペローの物語ねずみの騎士デスペローの物語

読了日:4月15日 著者:ケイトディカミロ
幽落町おばけ駄菓子屋  晴天に舞う鯉のぼり (角川ホラー文庫)幽落町おばけ駄菓子屋 晴天に舞う鯉のぼり (角川ホラー文庫)

読了日:4月8日 著者:蒼月海里
わたしだけのものがたりわたしだけのものがたり

読了日:4月8日 著者:パメラザガレンスキー
京極夏彦の妖怪えほん (3) あずきとぎ (京極夏彦の妖怪えほん3)京極夏彦の妖怪えほん (3) あずきとぎ (京極夏彦の妖怪えほん3)

読了日:4月8日 著者:京極夏彦
怪談えほん (4) ゆうれいのまち (怪談えほん4)怪談えほん (4) ゆうれいのまち (怪談えほん4)

読了日:4月8日 著者:恒川光太郎
怪談えほん (3) いるの いないの (怪談えほん3)怪談えほん (3) いるの いないの (怪談えほん3)

読了日:4月2日 著者:京極夏彦
怪談えほん (2) マイマイとナイナイ怪談えほん (2) マイマイとナイナイ

読了日:4月2日 著者:皆川博子


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