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思い出のマーニー

思い出のマーニー観てきた。

んーと…あんまり印象に残らなかったなぁ。
境遇に同情は出来るけど共感が出来ないせいなのか…よく分からないが。

ノブコの「目が青いのね」の台詞で杏奈は純粋な日本人ではないことを示唆。恐らく金髪(マーニー)の血縁者だろうということが容易に想像出来ますね。
あの一言がネタバレに等しかったな。


ストーリーに別段変わった部分はなくヒロインが少女時代の祖母(マーニー)と時を超えた不思議な出会いをするだけのお話。

年を取るとつまらないものでこういった非現実的な現象をアニメーションと言えど素直に受け止められない自分がいます。特に本人も自覚してるかよく分からない亡霊系や夢遊系は胡散臭さを感じてしまう。

一応この体験を通して杏奈は精神的に成長するのですがマーニーの杏奈への接触の仕方が気になります。
しっかり杏奈と対峙しているかと思えば置いていってみたりと何だか不安定でマーニーの存在自体が疑わしくなる。

老いたマーニーが赤ん坊の杏奈に思い出話をする描写もあるのでもしかしたら杏奈の中にある深層意識の記憶が蘇っただけなのかとも取れる。

マーニーの実際に死んだ年齢と記憶のマーニーとの年齢差があるせいからかどうも自分の中で違和感を感じてしまって物語を納得出来ないんだと思う。
杏奈と出会ったマーニーの記憶は何処までの記憶なんでしょうね。

最後の会話で「許し許され」の問答があってどことなくリンクする面があって…自分を自分で受け入れるというか…置いていったんじゃないんだよ、一人じゃないんだよ、てことを言いたかったのかなぁとか…もうわけ分からんな。
ばーちゃん、何がしたかったんや…。

結局杏奈はありのままの自分を受け入れてくれる自分だけの存在を求めていたんでしょうね…。
とは言え手を差し延べてくれる人は割りと多く感じたけどね。
ノブコはお節介でマーニーはOKって…結局見た目かよ…お前も見えない魔法使っとるやんけ、と思ってしまった。
ノブコをもっと美人に、いやスマートに、むしろ普通の容姿で描いてあれば違う印象だったかもな。
完全に面食いでしたね。


まぁそれなりに面白かったけどもっと頭を空っぽにして素直に楽しめる映画が良かったな。
ハウル以降の作品が全体的に暗くて重い。観たあとに心にわだかまりが残る。


ヒロイン達可愛かったですね(見た目は)。
ぶっちゃけジブリである必要性があるのか?と初めて感じた作品。冒頭、公園シーン観ながら一瞬、素で「あ、(今から観るの)ジブリ作品だったわ」と思った。

あと全然関係ないけどアニメにケータイ電話が出て来るのが何か生理的に受け付けない。ちょっとジブリアニメではやってほしくなかったなぁ…。

それにしても杏奈、走り過ぎ&寝過ぎ&倒れ過ぎである。




そして相変わらずグッズの好みが合わなくて泣ける。

WATCH DOGS

UBIから発売された期待の新作、ウォッチドッグス。
発売からもクリアしてからも大分経ちましたが。
ちまちまプレイ記書こうと思ってたらクリアしてしまったので普通に感想書いていきます。

ちなみにPS3版のオフ専。
内容としてはctOSというシステムに街全体が管理、監視されているなか、それらをハッキングして警察や敵対組織と戦うのが主。

取りあえず序盤は造語と固有名詞のオンパレードなので話を掴むのが難しい。
導入部分で物語に入り切れずそのまま終わった感がある。
ストーリーは長めで山場も結構あったのでオフ専の私にも十分楽しめた。ストーリー進めるだけなら短いかも。割りと寄り道してもクリアまで30時間くらい。


戦闘スタイルとしてステルスでも暴れ回ってもOKな自由な戦略…とあるが結局はどちらかを強要される場合が多くてイライラする。
傍受なんて100%バレる。

ステルス要素を入れるなら死体担ぎやおびき寄せるといった基本的なアクションは入れて欲しいところ。死亡と気絶の区別もハッキリして欲しい。



経験値が貯まるとスキルポイントを獲得出来てそのポイントで任意のスキルを解放出来る育成システム。

個人的なプレイスタイルが「初期装備でどこまで進めるか」なので今回もお陰様でスキルを解放する事なく終わりました。

ぶっちゃけ元々あるハッキングで配電盤爆破、敵爆発物操作や素手での戦闘でほぼ事が足りるので物語中盤までスキルはおろか銃火器の出番すら無かったレベル。

キャンペーン以外の所謂お遣いミッションは特定のターゲットの排除や目的地に向かうだけのもの。
また街中でランダムに発生する犯罪を抑止するミニミッションがあるものの単調な感じなのは否めない。

基本的に操作が目標をセンターに入れてスイッチ(ハッキング)、目標をセンターに入れてスイッチ(テイクダウン)とワンボタンで済んでしまうものばかりで面白みが無い。

一番操作してる気分になれるのが車。もはや車ゲーと言っても良い気がする。

個人的にその車での戦闘が非常に面倒臭いものになってます。
プレイヤーに限っては車に乗った状態で武器の使用が出来ない。反撃するには街のインフラを使うしか無いが多くの場合ゲーム側が定めたタイミングでインフラをハッキングしないと意味が無いという理不尽さ。

高速での移動中に前方、背後、インフラの位置、タイミングに気を使いハッキングさせるとか難易度半端ないわ。

毎回車と街はボロボロになる。全然スマートな逃走の仕方ではないのでこれもストレス。


ミニミッションでNPCが犯罪。

追いかけるのが面倒なので放置。

犯人が逃走中に発砲。

街のNPCが警察に通報。

プレイヤーが警察に追われる。


この意味不明なクソ仕様。

非警戒時、警察車両をハッキングで妨害。

即プレイヤーに発砲してくる警察。

この意味不明なクソ仕様。

ctOSスキャンでプレイヤーの位置を100%捕捉するレーダーも萎えますね。レーダーから逃れようと移動しても既に捕捉されているかの様にレーダーが追いかけて来る。持てるジャミングを全て使う勢いで妨害しても易々と捕捉される。
撒いた後に路地裏や物陰、車両の中に身を隠してもやはり既に場所を知っているかの様にプレイヤーの周辺に集まってくる。


プレイヤーが干渉されずに意図的に警察を呼ぶことが出来ないのもマイナス。
ロード中に警察と揉めるNPCがいる〜的な説明がありますが一回も遭遇したことが無い。
NPC同士だと追突事故くらいしか見ない。

その他。
・NPCや車が背後で湧く。
・乗ってきた車から一定距離離れると車が消える。
・距離によって顕著過ぎる銃の威力の低さ。マガジン全弾命中でも死なない。
・攻撃部位は関係なく、一般人はどこを撃っても一撃死。
・立ち入れる建造物が少ない。
・お金の使い道が主に服くらい。
・ミニゲームがつまらない…。



結局ボタン一つであれこれ出来るのは従来のゲームと何も変わらないけど視点がハッキングという手段としたのが面白かったんじゃないでしょうか。
オープンワールドや広めの箱庭ゲーはフィールドの広さに対してミッションの規模が小さいのかもしれない。
これだけ作り込まれた世界なのにストーリーを終えたら何も無い。プレイヤーとゲームが繋がる部分が何も無いのが物足りなさを感じさせますね。

痒いところはあったものの全体的に楽しめました。周回したいとは思わないけど。
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