弥生最後の日。もう半月以上たった。人は忘れる生き物で、都合のいい未来しか考えない。生かされている命に感謝して、失われた命を悔やんで、生きるしか私には出来ない。またタチの悪いデマが流行ってる。気を揉むしかできないところにそんなものがあったら食い付いてしまうのもわかるけど、自制しようよって思った。
スーパーに行ったら水が一本もなかった。あまりにいつもと変わらない人たちに不安を覚えてたけど、心配してる人はしてるんだってわかってちょっと安心した。
使い終わった歯ブラシと雑巾、プリンカップでフィルターのお掃除。黙々としかし頭の中では大論争が起こっている。恩着せがましいのが嫌、やっぱり黙ることにする。それでもやっぱり考えてしまう。注射したい花粉症もうやだ。
電気がうまく伝わらないからか、ずっとコンセントから音がする。ボタンを押すたびになる。おもしろい。
何度も何度も繰り返し見る。部屋が寒くてつらい。自分の矮小さに呆れる。計ってみたら熱があるみたい。熱がない人間なんていないんですのよ。って誰の台詞だっけ…
きょうは小雨さんに膝枕をしてもらった。骨っぽかった。