スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

ざん


今日の日の過ごしやすさに、生きてるか死んでるかわからなくなる。ぼーっと生きて寝たいときに寝て、窓を開けて床に転がって寝て、秋、好き。くらいしか頭のなかに浮かばない。のどか。この時期のちょっと煙たいにおい、幼い頃から変わらない。昨日、仕事帰りに、人は文化から逃れられないなと考えていて、気付いたら寝てたので、人は欲望からも逃れられないなと思った。

さやか


空から落ちる仕事及び研究をしている彼女は、芸術家に夢中で、地上にいるときは彼のことばかり考えてしまう。私もなにかつまらないことの研究職についていて、たまたま空に向かう乗り物の中で彼女に出会う。そして空から落ちる。地上には八畳くらいの部屋いっぱいに多種多様な青や紫で描かれた印象画。彼は作品にあまり思い入れはなく、むしろ彼女がやっきになっている。彼が空へ向かい、暫くたって、彼女は私のいる黄熱灯の倉にきて、色はポールスターで手のひらに乗るくらいのものを探していると言う。これではないか、とあけた引き出しの中から、目星をつけたものとは違うものを彼女はとり、ポールスター色の螺をまわして小さなロボットのような土人形は語り出す。わたしはどの世界でも傍観者だなと目が覚める。
<pre     nex>