深夜無患子を探して道路を徘徊する。通り過ぎる車が驚いて避けていく様。危ない。あんまり綺麗なのや立派なのはなくて、妥協して帰宅、怖くて部屋に上げるのはやめる。いつまでたっても偽物なんてわかってるから、待ってないで自分から掴まえに行く。下手な計算をしてべそをかいても、沸騰しすぎてくらくらしても、後悔は、無しってことで。
感動したって言ってもらえて、苦しい。なんでいるの?って苛々。やさしい人のために私は生きたいけど、不条理なんてわからない。私も見て回りたかった。言わない。終わった。
朝まで作業の後ごみだしをして眠る。夢は見ない。車のなかは私の好きな音が流れて、精神的に楽な心持で酔うこともなく。明日から始まるのに。出来てないし決まってないのに。布団の中にいる状況。仮眠という名のプライベートタイムで脳を休めたら後はまたぐるぐる考える。形にする。眠くなどない。ドライヤーもない。