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Un bel di,vedremo

昨日は役に立ったんだか立たないんだか……良い方に良い方に考えつつ反省を交え、明日は観客としてぶらっと行ってみようと思います。雨に降られない内に。


さて、題名はとある有名なオペラの中の更に有名な題名であり一節なんですが、私も初めて知ったという。

プッチーニ作曲、「蝶々夫人」より「ある晴れた日に」です。ソプラノの高音域が脳天突き抜けてむしろ気持ち良くなるくらいの名曲。
今日、「セクシーボイスアンドロボ」を見てたら流れてたもので、それを聞いてたら押井守さんの「MEMORIES」という映画の「彼女の思い出」を思い出しました。すげえ連想ゲーム。ちなみに三編の短編からなるオムニバス映画です。

曲と内容(どっちの作品も)が妙にだぶって、何か悲しくなるというか怖くなってしまって。曲調は華やかそうに見えて、実は哀惜、恋慕の念満載の厳しく怖い歌に聞こえます。いえ自分の場合。ま、歌ってる場面が場面なのでそういうものなのかなとは(詳しくは知りませんが、帰ってこない旦那に向かって歌うんだったかな?)(こう書くと安い昼ドラみたいですが、本物はもっと濃いと思うですよ)。

聞いていると「綺麗」というより「怖さ」が滲み出てくる一曲だと思うんです。女の人の。だから暗闇とか静かな場所でいきなり流れたら相当効果あるだろうな。実際、黙って聞くと結構怖くなる。
でも好きなんだよなあ。矛盾だなあ(--;)

一度、「蝶々夫人」の歌劇と共に聞いてみたい一曲です(ここまで書いて間違ってたら悲しいが、もうそこはご愛敬で)(…)。


で、何で今日こんなん言い出したかって、さっきのドラマの影響もあるんですが、羽田健太郎さんが亡くなられたそうで。

「題名のない音楽会」やその他の番組でも本当に楽しそうにピアノを弾いたり指揮棒を振ったりする姿が印象的でした。特にハネケンさんのピアノを弾く姿勢も顔も指も好きで、曲と一緒に軽快に動く指を追うのが楽しかったです。
グランドピアノ三台のセッションも良かったな。

全身で音楽を愛し、表した素敵な音楽家さんでした。
CDを買うとまではいかないが(苦笑)、音楽への姿勢が本当に好きだった。

ご冥福をお祈りします。

……寂しいなあ。母親共々、ショックを受けてます。
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