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それが彼の幸せなのだろうか

沢村一樹さんを見ていると、どうしてもエロ神様を思い出します。

これは沢村さんにとっては成功なんでしょうか。
でも(何であっても)好きなものを好きと力一杯言えるのは、気持ちの良いことですよね。

だから私も言います。カエルが好きだ。こら前から言ってるから意味ねえや。
じゃ薬売り好きだ。結局何者だあんたと思わせるところとか、あの「うっかりうっかり」とか。八兵衛もびっくり。
akebosiも好きだ。活動してんのかしてないのかわからないモグラなあたりが。
タチコマも好きだ。一緒に「手のひらを太陽に」を歌いたい。
河鍋曉斎も好きだ。骸骨可愛い。


とりあえず、好きなものを少し挙げてみました。
いや、うっかりうっかり。

ガンダム00

二話まで見れたので感想というかなんつーか。かっこいいとかよりも笑えてしまう。小さい所でちょこちょこと笑えるので、途中途中見方がふざけてます。

アレルヤの「アイハブコントロール」には賛否両論あるようですが、実際、日本の管制などに使用される英語はあんなもんじゃないでしょうか。日常英語というよりも専門用語の英語の区分けで、英語としての覚え方がされていないとか。
……ところでアレルヤは中にもう一人でもいるんでしょうか……ただの独り言だったら痛い……。

スメラギさんってあのお姉さんだったんですねー。作戦行動中に酒ですか。ザルなんだな。すげえ組織。

ハロは着脱可能で、しかも持ち歩かないといけないんですね、ロックオン(笑)緊迫した空気なんだろうが、あの丸っこいオレンジの存在は笑ったぞ。
しかし、ハロの性能は凄かった。防衛機能を全部任せてもいいんだ……持ち歩きしてる時にひったくられたらどうするんでしょうねえ。

ティエリアと刹那は突っ込むべきところがないというか、そこらは無視して見進めても全然OKのような(笑)
そのうち粗が出てくるのを楽しみにしてます。
にしても皆さん独り言が多い。

全体的に話の流れは好き。川井憲次さんの音楽もいい。そして何故かターンAを思い出す。

……多分あれだよ、グラハムさんの存在がそうさせるんだ。グエンを思い出す……

そういや仮面はまだか……!もしや今回は無いのか!

「歓びを歌にのせて」

04年、スウェーデン製作。

病により一線を退いたオーケストラ指揮者が少年時代を過ごした田舎に戻り、そこで出会った聖歌隊によって変わっていく。

音楽への情熱を取り戻すという説明もあるが、それよりも人の愛し方を思い出して、彼の中の音楽が目覚めていった、と私は解釈しました。

何よりも田舎に生きる人々の不器用さがいい。それは時として自分だけでなく周りも傷つけ、その中に入り込んだ指揮者が段々と心を解かしていくのが見える。

人間の不器用さが全面に押し出されているものの、かといって不快に思う部分もない。「なんだこいつ腹立つな」と思う瞬間はあっても、観客が怒る前に映画の登場人物たちがそれを許してしまうような穏やかさがある。
誰が特に優しく慈愛に満ちているわけでもない。皆、平等に優しく、不器用で、時折腹が立ち、そして哀しい。
淡々と彼らの動きを追うカメラや脚本の視線が非常に優しく思える。

中盤、指揮者の周囲を丁寧に描きすぎてだれる部分もあるが、我慢して見ると結末の流れがとても気持ちよく見れる。

その結末だが、あれほど音楽というものを体感した映画はなかった。特に人が奏でる音楽だろうか。映画館で観れば圧倒されたに違いないが、テレビで見てもその迫力は衰えない。
指揮者がさんざん口にしていた「音楽の在り方」がそこにある。
また、そこからラストシーンへの流れは秀逸。指揮者が何を取り戻したのかは見る人それぞれで違うと思うので、これは触れないでおきたい。

久しぶりに映画で号泣した作品。
音楽も素晴らしいが、音楽が無くても空気で魅せるシーンがある。傷つき、傷つけた人々の周りにある音楽がとても優しい。
ただびっくりするのが、病を抱えて冬の川に入って大丈夫なのかと思うほどに指揮者が元気で、よく怪我をする。病気はどこいったという細かい疑問はこの際、無視した方がいい。指揮者のはっちゃけぶりを見るのも面白いだろう。

お勧め。

新旧「キングコング」

WOWOWの1ヶ月500円キャンペーンに参加しているため、思いがけず「キングコング」を見ることが出来ました。

新旧といっても旧は76年版なのでカラーです。新は05年のもの。


「キングコング」76年版
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05年版を見た後でこれを書いているため、いささか比べたような感想になります。
これ絶対着ぐるみだろとわかる。あれほど背筋伸ばして歩けるか、と突っ込むもよし、そこは無視して映画に没頭するもよし。
細かいところが雑だが、「キングコング」という一種のブランド名のオブラートに包まれているため、そこんところは無視してさっさと見ようぜ、という勢い任せの映画になっている。ところが、それがあまり嫌でないからさすがは「キングコング」といったところ。

どちらかというと人間目線によるコングの話。そのためコングの内情描写は少なく、感情移入は出来なかった。このあたりで少し興醒めせざるを得なくなる。
とはいえ、人間にとっての怪物というイメージのみでは終わらず、合間合間に挟むコングの優しい側面や、登場人物たちの浅ましさ(元々、主人公は好きにならない方ですが、見ている内に好感は持てるもの。この映画の主人公二人は最後まで好きになれませんでした)によって、少々ほろ苦さが残る結末を迎える。

些細な粗は見逃して、もしくは突っ込みながら見るのがいいかもしれない。
真面目に見ると妙なしこりが残る。


「キングコング」05年版
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「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督が作り上げた映画。33年版へのオマージュ。

映像が綺麗なのは当たり前だが、あえて「綺麗」と言わしめるほどに見事。指輪物語で培った技術が余すところなく使われている。
コングがいる島の砦の俯瞰などは指輪物語ファンにも楽しめる。その中で一つだけ気になったのが、島の内部に向けられた砦の門の形がサウロンに似ていないかな、と。偶然かどうかはわからないが、あえてやったのなら遊びがきいている。

76年版とは違い、コングの動きもさることながら(背中が白い(ホワイトバック)のは強いゴリラの証だったと思います)、その表情や態度、主人公の女性との交流が丁寧に描かれているために、コングへ非常に好感が持てる。ただの獣ではないことを印象づけた上での、女性を守りながらのアクションシーンは見事。
ただ、恐竜などあまりに色々出てくるので、一瞬何の映画か忘れる時がある。指輪物語で出せなかった怪物をここで出し尽くしてやろうとでも思ったのか、と邪推してしまうほどに多い。
ちなみに短時間だが、虫や軟体生物系が大挙して出てくるシーンがあるので、苦手な方はそのあたりになったら目を閉じていることをお勧めする。

島でのコングと女性の交流が丁寧に描かれていたため、街での一つ一つの場面がとても印象に残る。特に公園での穏やかなシーンからエンパイアステートビルのシーンにかけての緩急は、観客を掴んで離さない。
結末はやはりほろ苦いもので、しかし76年版よりは何故か辛さは少ない。人間とコング、本当はどちらが獣かを確実に問いかけた結果だからだろうか。


二作とも、先述したように人間とコング、本当はどちらが獣かを問いかけたもの。しかし76年版はその答えを観客に委ねた形にしているように思うため、05年版の方がすっきり終わるのだろう。

どちらか一作見るならば、05年版がお勧め。機会があれば両方どうぞ。私は残念ながら今のところ、76年版の続編にあたる「キングコング2」と33年版は見れていない。

ちなみに、76年版と05年版では時代設定が違うため、コングがニューヨークで上るあのシーンに使われるビルが違う。
前者は世界貿易センタービル、後者はエンパイアステートビル(33年版も同)。
見比べるのもまた一興。
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