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更新履歴

●お品書き
→掌編倉庫に覆面作家企画6参加作品「エダの花火」をアップ
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●機械仕掛けのアマーティア
→「Piece20」四ページ更新
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覆面作家企画6が終了しました。うまいこと覆面を被れていたのかなー。自分ではすっぴん参加だと思っていたものが、案外そうでもなかったような。
でも初参加の初見で誰やこいつ的な要素もあったかもしれません。そりゃわからんな。そんな中で推理して下さり、尚且つ当てて下さった探偵さんには頭があがりません。すごい。
感想をいただいたり、推理していただいたりと嬉しい事づくめのお祭りのような毎日でした。終わるのが惜しいなあ。一人でたき火しながら後夜祭している気分です。
何はともあれ、こんな田舎の猿を暖かく迎えてくださり、ありがとうございました!

覆面作家企画〜帰郷〜(ネタバレあり)

自ブロックに戻ってまいりました。気持ちちょっと多めです。
Aブロックはカオスでした。ネジ子さんの采配に乾杯。探偵の皆さま、本当にお疲れ様でした……。



A01 世界の秘境から 〜夏だ!花火だ!お祭りだ!真夏の六千文字スペシャル〜 今回は通常放送より三千文字拡大版!豪華六千文字にてお届けいたします!
タイトル長い(笑)新聞のラテ欄にでもありそうな謳い文句で、その中にあれば縦読みを疑ってしまいそうな言葉の数々。テレビ取材ドキュメンタリー風かあと思っていたらちょっとちょっと(笑)主音声と副音声の違いというか、テロップが!テレビってそんなにオブラートに包んで現地取材してたんですかと世の中の裏側を思いつつオイオワひどい。本心とテロップの擦れ違いを見つつどうやって番組はまとめに入るんだろうかと見守っていたら、えー!野球のこと考えて放送してくれなかったの!後番組繰り下げていこうよ!久しぶりに文章でしこたま笑いました。方々でこの言葉を見かけてまさかーと思っていたんですが、私も思います。「これはひどい」(笑)こういう発想が凄いと思いました。野球で本当、全部吹っ飛んだ……。

A02 真夜中のラブレター 〜男子学生より愛だけを込めて☆〜
恋の炎が一番厄介です。そして厄介なこじらせ方と燃え方をした後がもっと厄介だなあとしみじみ読んでいたんですが、この三人組が可愛くて仕方ない(笑)男の子の恋バナって何でこんなに面白いんでしょうか。そこに真夜中のテンションが加わると想像以上の、あるいは想像の右斜め上をかっ飛ぶ面白さに発展するということらしく、熱い友情にむせび泣く姿は勿論麗しいのですが、このポエムは。このポエムはなんというか、読み手の黒歴史をくすぐるあれですよね……地雷?面白いのに何故か大口開けて笑えない→かつて自分もやらかしていたんじゃないかという回想の開始。そして回し読みされてしまうキモポエム(笑)女の子たちってこういう時に容赦ないよなーと。トマス、ジョン、ヘンリらの言葉遣いが綺麗ながら、そこへ現代的な言葉を使うあたりに、ケルベロスたちの教育の賜物が見えるような気がしました。


二連続で笑いました。このぶっ飛びっぷりはよそでは味わえませんでした。A、濃いな。


A03 鬼の泪
旧い因習に縛られた小さな村の話と思いきや、それが物語の世界そのものを表していることに愕然としました。村で「鬼の所為」とされた外見を持つ青空でさえ少数派ではなく、更に少数であった「鬼」に全てを背負わせた上の平和。母親が泣くのも、父親が寄り付かないのも、青空の見目も、それは全て「鬼の所為」であり、そうすることが当たり前だと思ってきた青空にとって、兎月の存在は彼の世界を打ち破るような力を持っていたのかなと思います。だけど年月を経て知る兎月の死は紛れもなく「人の所為」であり、青空は自らでさえも多数の一人であることに気づかされたというのが、その当時に知ることが出来なかったというのが切ない。朱桜の流す炎の涙というのが綺麗で、その分悲しいです。自業自得と青空が思う前に、何か別の道を探る手立てはなかったものかと考えさせられました。

A04 灯
「森のような人」という例えが彼女の全てを表しているような感じがします。それ以上の言葉がなくても、それで読み手には想像するだけの余地を与えてくれるし、言葉を添えれば更に輝きが増すような。言葉選びの妙だー。彼女は文字通り「森のような人」であり、留まることを許されなかった人。その彼女を追い続けた、と言うより恋焦がれてずっと忘れられなかったの方が近いのでしょうか、一途というか半ば執念にも見えました。「魔」だと思ったものに心を奪われていく自身を自覚することも実は嫌だったのかなとか、色々考えてしまいます。だから、赤く輝く石に惹かれもしたし反発もしたし。本来なら誰のものにもなり得なかった彼女を手に入れた男の内心は満足だったのか、何かの終わりだったのか。読後に何かしらのわだかまりを残していくあたり、その内情は満足とは程遠いような感じがしました。

A05 エダの花火
\(^o^)/

A06 羽虫
淡々と描かれているだけに、千尋の悲鳴がとても際立つ。今も尚、どこかでくすぶっているかもしれない事の一端と結末を窺わせてもらったような気がします。それも悲しい方での。でも千尋にとっては出口のないこの世にいるよりは、という救済の意味での選択だったんだろうなあ。様々な選択肢があったかもしれない年齢で、それを選び取らざるを得なかった生き方というのは心苦しい。誰かがどこかで、どこかの時点で何かが変わっていれば、と思いたくなります。終盤、現れた羽虫は千尋だったんでしょうか。何となく、引き寄せられるべくしてそうなった「死」という風に見えて、千尋は本当に救われたのかなという微かな疑問が残りました。花火とライターの火と、二種類の火が生死の対比のように思えました。遥のつける花火が千尋にとっての本当の弔いになるといいなあ。

A07 一生分の
本当にピンクのベストが想像の翼の邪魔をしてくれて……あと途中から鬼瓦が出てきて参った。カスガはイケメンイメージでいたのですが、じわじわと名前が幅を利かせてくれた……ファリエルと戯れるあたりでもピンクのベストが邪魔をする。何故、この名前になったのかを知りたいです。助けたとは名ばかりの、ただ主人が変わっただけの境遇。ファリエルは自身が積極的に死ぬことも、誰かを殺すことも怖かったのかなと思います。しっかしそれを気づかせてくれたカスガの鬼っぷりは最後まで色あせることなく、その原因となったのが子供の頃の出来事なのかな。ただ、そこから湧き上がるファリエルへの執着は、今度こそ自分の所有物は誰にも奪わせないというような部分も見えて、それは外敵だけでなくファリエル自身にも言える事なんだろうかと。一生分の、というのはカスガの言葉なんだろうか……。

A08 dead???:エンドorスタート
コロナのテンションの高さが救われるなあ。冒頭のシリアスな世界観説明から一転してのドピンク(笑)どうしてそんな色に、とコロナと同じく思った次の瞬間、なるほどこの性格なら、と大きく納得させられました。女子高生っぽい口調が死神の持つ暗いイメージと反して、そのギャップが面白いです。あとミヤとのかけあいがテンポよく、とんとんとんと楽しく読み進められる。その中で暁と出会ったコロナの言葉が本当に彼女自身の言葉で、飾らない言葉で言うからこそ直球で伝わるんだなあと思いました。暁の魂の火の色が虹色なのは可能性を表しているんでしょうか。まさかの枝豆事故から抜け出せた暁との出会いは決して偶然ではなく、お姉ちゃんとして弟を守ることの出来たコロナがかっこいいです。死神というと薄暗い印象が強いですが、こちらの死神は賑やかで(笑)今後がどうなるのか楽しみです。

A09 火消し参り
そういうものだから。こういう言葉でくくれてしまうほど、長い間をかけて伝わってきたもの、出自すら不明だけど生活の中にしっかり根付いてきたものが私は好きなんですが、早消しのひよりはそこへ疑問を持つ年頃の様子。義務感があればわかりそうなものですが、「そういうもの」としてただ教えられただけじゃ納得出来ないですよね。だけど両親はそれを知っているような。そのための切っ掛けが男の子の幽霊だったのでしょうか。意味も歴史も曖昧模糊としてきた中で、ずっと伝えられて続けられてきた事、それを繋いできた人々の象徴のような。消す、という作業がそのまま手をかざして消す行為によるもので、遠近法を使うというのが面白いなと思いました。人魂を消し損ねたらどうなるのか、ひよりの親戚も同じ能力を持っているのか、など、一つの物語の導入部や過去編のように、その続きが気になる終わり方でした。

A10 キャンドル・ミッドナイト
こういう夏休みしてみたいけど体力がな……自転車で坂道とか心臓破裂する。ともあれ、理想の、そして懐かしの日本の原風景を辿る「ぼく」と共に、自然の美しさを堪能させてもらいました。吹きだす汗も美しそうです。こういう所で吹く風はきっと涼しいに違いないとか思ってしまう。あと昼食を取った所の看板商品ってなんだったんですかと、話中では見えない部分が気になります。そして帰り着く宿で迎える女将さんってもう美人イメージ固定なんですが、キャンドルを持ってきた時に顔を見せる非日常感。これまでの風景が一変するような感覚。そして痣とかこれホラー?と恐恐としていたんですが、様々な疑問を抱えたまま終わるところにどうぞご自由にご想像くださいと言われたような。蝋燭の炎と痣という注意を引くもの、の二点で何となく催眠術のようだなと思いました。実はこれまでの全ては「ぼく」の白昼夢だったりして。

A11 PT
なるほど!と膝を打ちたいあれやそれ。細々ゲームをやっている身としてはこれはもしかして……?と思いながら読んでいたのですが、話の流れがどうにも違う。滑り止めの高校でぼんやりと入学式に参加していたヒトシに声をかけた神野。各自の名前がポイントなので、それを明かさずに一人称でするすると進んでいく内容にはPTの言葉を推理出来るようなものもありませんでした。そもそもこれが語り口調なのも理由があるわけで、それが後半で一気に幕が上がるように、これまで散りばめていた種が収束していくさまは軽快でした。しかも、ただのゲームではない(笑)これまでの種明かしで充分面白かったものが、明かした先でも畳みかけるように面白い。羨ましい青春始めやがって!と思わず自分も飛び込みたくなるようなPTでした。賑やかな音楽でも流しながら読んでいたい話。

A12 IRCオリンポスログ@プロメテウス炎上
これはまた(笑)まず、降臨から冥界に帰りましたのくだりがおかしすぎて(笑)それぞれの神様の退場のアナウンスが出自に則っているのが面白いんですが、笑えるのがそれだけじゃなくてですね。皆さん自由すぎるし、一体今は何回目の世界なんだか!そんなノリでラグナロク始めないで!開始がボクシングやK1みたいなんですが、いやまあ、総合格闘技みたいなものか……。超神話大戦ラグナロックって昭和の匂いがするなあ……。ほうぼうからの神様のアクセスが多くてログが流れるのが早かったのではないでしょうか。ゼウスの張り付きっぷりが目に浮かぶようで、主神としての威厳が段々と損なわれていく過程が面白かったです。終末は半泣きで始まったのかなあ。しかしよっぽど神話に詳しくないと、ここまで神様総出演で面白おかしくなることは出来なかったんだろうなと思い、書いた方の博識に目から鱗です。


締めも濃い。

覆面作家企画6 あとがき

後書きです。ずっとお祭り状態でした。(頭が)

■作者名
 神儺

■サイト名&アドレス
 晴耕雨読
 nanos.jp

■参加ブロック、作品番号、作品タイトル、作品アドレス
 Aブロック
 A05 エダの花火
 maskpjt.wp.xdomain.jp

■ジャンル
 ファンタジー

■あらすじ
 その国は遥か昔から戦争を行っている。ただし誰も傷つかず、血の流れない戦争。
 そんな戦争を観察し、採点する青年の話。

 ……すみませんあらすじ苦手……。

■意気込みテンプレを使用された方は、URLを教えてください。
 mblg.tv

■推理をかわすための作戦は?
 特にかわすつもりはありませんでしたが、予想に反してモフモフ猫を被れていたようなので、とても暖かったです。読めばわかると本気で思っていましたがそうでもなかった。

■作品のネタを思いついたきっかけは?
 「火」と聞いて、とかくめらめら燃えている火とか、比喩として例えられるような火ぐらいしか思い浮かばなかったので、同じ火でも花火ならどうだろうかと。普通の花火じゃ面白くないから〜でああなりました。
 初めは人間大砲のイメージが抜けなくてシリアスになりきれなかったので、どんな映画を想像されても大丈夫です(笑)同じ感覚の方がいた、と喜んでいました(笑)

■ストーリーの構築において気を使った点、苦労した点などあれば教えて下さい。
 言葉の調子が平坦になるようにしたあたりでしょうか。驚きや歓喜や恐怖など、起伏の激しい感情は抑え目にしました。基本的にそういう「戦争」があって当たり前の世界なので、エダにとってはどれも特筆すべき事柄ではないんです。だからそれがどういうものかを考える必要もありませんし、語る必要もないと考えました。
 「遠くの戦争」、「形骸化して空虚な戦争」のような。もはや目的を失って何のために争っているのかもわからない、だけどそれを考える事を止めて戦う人々。そんな争いは至る所で起きていると思いますが、そんな感じ。それがどろどろした方ではなく、しかし、多少歪んだ形で進んだ歪んだ世界のような。意味のない戦争。
 ここでちょっとイメージしていたのが「MEMORIES」という短編オムニバスのアニメ映画の中の「大砲の街」です。
 疑問を持つ余地さえない世界で、その世界に亀裂が走るような感じにしたいと思いました。「気づき」の物語だと思っています。……ので、中途半端な感じになっているかなと。その宙ぶらりん感がエダの感じたものと同じような色合いで。
 でも、それが大風呂敷になりましたね!普段、長編ばかり書いていて短編に慣れていないという所はばっちり見抜かれておりました。説明不足の点もそこに起因すると思います。ただ、偉そうな解説しておきながら「中途半端」と厳しい感想をもっと頂くことになるかと思っていたので、蓋を開けてみたらそうでもなかったことに、自分以上に読み込んで下さったのかなーと思っています。

■削ったエピソードなどありましたか? 作成裏話歓迎です。
 これがないんですよね。上記にも書いたように、「長い話を短い話に押し込めた」部分を指摘されたのと、文字数検証の際に六千文字少し越えの数字が出ていたので(投稿時の確認では六千文字以内でした)、「滑り込み組ではないか」という声もあったように思いますが、実はかなり余裕を持って初期の段階で投稿させてもらいました。
 一番削ったのは冒頭の説明だけで、後半はほとんど初稿のままです。削った量もせいぜい百文字かそこらなので、初稿との違いはほぼありません。
 この辺は説明不足が尾を引いたかなと思います。

■その作品の続編または長編化のご予定は?
 今の所はありません。

■その作品で気に入っている箇所はどこですか?
 シュリの言葉とか、最後のシーンかなあ……あとはエダたちが花火を見るために与えられた場所でしょうか。そういう所で花火を見たいってだけの願望です。

■推理期間中、褒められた点は?
 発想とか言葉とか設定とか構成とか挙げてもらったものは全部嬉しくいただいちゃうよ!
 どれもありがたく拝読させていただきました。自分で意識した部分、そうでない部分共に掬い取ってもらえて嬉しかったです。ありがとうございます!
 生贄、ホラーという考えは全くなかったので、なるほどーと思いました。皆さんぞくぞくして頂けたようなので、意外と怖い要素を持っていたんですねこれ。
 神風特攻隊を思い浮かべたという言葉を拝見して、こちらも合点がいきました。確かにー。第二次世界大戦の後半はそんな様相があったかもしれません。途中から部隊の変遷もめちゃくちゃだったように思います。
 「いっかな」は雅語→また一つ賢くなった!……すみません、それ初めて知りました。雰囲気と勢いだけで使って書いているのがもろばれです。ちなみに鳥取の人間ではないので!
 また、Aブロックのイメージ分布図もすげぇとスマホ握りしめて見入ってしまいました。これはすごい。私「柔らかい」方向に行っていたので嬉しかった(笑)図にして見せてもらうとまた印象が変わって面白かったです。
 また、何度かタイトルについて言及されることがあったのでちょこっと。
 私はタイトルを考えるのが本当に苦手です。出来れば無題でもいいくらいに。なもんで、これもタイトルに大した意味はありません……何かすみません。ただ、「花火」という言葉は使いたいというか使うしかないなと思っていたので、考えなしにも多少の作意はあったのかもしれません。
 振り返ってみれば「エダ(にとって)の花火」という風になるのかなと思います。「気づき」の物語という点は一応、自分の中ではぶれていなかったので。

■推理されてみて、いかがでしたか?
 自分でも気づかないうちに使っていた言葉遣いを拾って、検証して頂けたのが驚きでした。で、見返すと確かに使ってる(笑)初参加の身にも関わらず、推理してもらえるとは思っていなかったので。消去法かすっぴん全弾必中型かと思ってました。
 あとは、気づかれた方がいらっしゃるのかどうかわかりませんが、作品の雰囲気ごとに語彙、漢字の開き、場面転換の記号などは変えています。だからどれが近しいかと言った時、今回に関しては直近で書いた「扉をあけて」(雰囲気が同じようなもの)か、「機械仕掛けのアマーティア」(書いた時期が近いので言葉選びが似ている)を上げたんですが、今一つヒントが足りなかったかもしれません。もう一声、足しになったかなあと思うのは掌編の「愛とは」か「銀色夜話」の番外編あたりでしょうか。話の長さでも変えたりしているので。
 なので、推理を拝見していると場面転換の「+++」を挙げられている事がありましたが、実はあれ、ここ最近はほとんど使っていません。使っている作品も限られています。
 と言っても何がどうヒントになるか本人ではわからないです(笑)セミは笑いました(笑)確かに夏好き。
 逃げ切るつもりはなかったんですが、あまりに上手く覆面を被れたので、何となく欲が出て来た矢先、曽野十瓜さんにびしっと言い当てられた時はドキッとしました。あとはくまごろうさんのピンッ推理がほんとにぴったり。「扉をあけて」を読んで下さったとのことで、「その通りでございます」と心の中で正座しました。

■正解以外に、あなたの名前があがった作品はありましたか?
 ありがたいことにありました。括弧内は掲示板でファイナルアンサーしていただいた方ですが、もれや間違いがあったらすみません。
 A06 羽虫(冬木洋子さん、和さん)
 A10 キャンドル・ミッドナイト
 どちらも間違って頂けたことが恐れ多い。
 あと、ツイッター上で他の作品をぽそっと挙げられたことがあったような……

■あなたの作品の作者だと推理された方はいましたか?
 碓地海さん。
 今回、ものすごく碓地さんの影響が強く、猫を被り続けられたのは碓地さんのおかげです。ご本人はご迷惑だったかもしれません。ヒント大サービスしておられたにも関わらず、まさかの私が伏兵になってしまったと……最大の敵は味方でした……(遠い目)。あまりに碓地さん指定されるので、「これ本当に私が書いたのか」と疑問が。正解発表で名前があって、間違ってなかったと安心しておりましたw
 ので、便乗してAブロックを盛り上げながら、内心私が壁になってすみませえええんんと思ってました。
 今でも思います。すみませんでした!!!

■推理してみて、いかがでしたか?
■あなたの推理はどのくらいの正解率でしたか?
 次回、出来たら参加して出来たら推理して一割くらいの正解率にでもなれば嬉しい(低い目標)
 探偵の皆様の洞察力や推理力に憧れです。

■この企画に参加して、改めて気づいたことはありますか?
 覆面になることで、案外自分の作品が素っ裸になること。あとは先入観なしに読めるので、普段は遠巻きに見ているだけのジャンルの楽しさを発見。と、わいわい賑やかに創作にひたれる時間。これが楽しかったです。

■参加作品の中で印象深い作品をあげてください。
 A02 真夜中のラブレター 〜男子学生より愛だけを込めて☆〜
→キモポエムの震え上がり方が尋常じゃなく真に迫っていました。これは黒歴史。
 A11 PT
→ゲームと日常の融合が楽しかったです。
 B03 〈激情〉の魔女
→萌えた。
 B05 人類に炎を取り戻してくれたペンギンのお話
→これはもうヤンス。
 C04 ほんとうの救世主
→最後の皮肉がきいててぐっと抉ってくれました。
 C05 ともしびの揺れる
→全て結びつく感じが爽快で切ない。
 C11 この気持ちにつける名前をまだ知らない
→絵(想像)がすごく綺麗。脳内妄想がはかどりました。
 D01 とある罪人の告白
→語り口が丁寧な分、慟哭が残る。
 D08 火童子
→交流譚が泣ける…のと森の描写が静謐。
 E02 キドニーパイをひとくち
→おいしそうでした。幕開けと幕引きが綺麗。
 E08 女神は灰の夢を見る
→テンポよく非日常が進むのが面白かったです。
 F09 千匹皮姫
→創作が日常に乗り移った感が爽やかに終わった部分が好き。
 F11 愛の消火大作戦
→司教!!と男同士の会話が面白かったです。
 G05 金糸雀に雨
→色彩が綺麗だと思いました。
 G07 TOMOSU
→色々ひっくり返った(笑)

 基本的にどの作品も、タイトル見たり読み返したりするとすっと話に入り込めるほど印象的でした。

■参加作品の中で印象深いタイトルの作品をあげてください。
 これはもう(笑)
 A01 世界の秘境から 〜夏だ!花火だ!お祭りだ!真夏の六千文字スペシャル〜 今回は通常放送より三千文字拡大版!豪華六千文字にてお届けいたします!
 A12 IRCオリンポスログ@プロメテウス炎上
 A02 真夜中のラブレター 〜男子学生より愛だけを込めて☆〜
→優勝だと思います。

 B12 キタキタ
→こちらは某親父を思い出してしまいまして……。
 C03 時よ止まれ、汝は美しい
→有名な台詞だった分、余計にというのもあります。
 C09 真夏のブーメラン
→これはやっぱりブーメランパンツにかかってるんですよね……?
 D06 ひだね
→受け取る側によって意味の変わる言葉だなあと思いました。
 E01 生きてさえいれば
→タイトルと内容がすごく噛みあっていたように思います。
 F07 火のないところに煙をたてるお仕事です。
→読み終わってタイトル見てのぞくっと感がたまらない。
 G01 いきたいと希う
→「希う」の言葉が印象的でした。
 G10 マイノリティ・レポート
→こちらはトムさんの某映画を思い出しまして……。でもそれ以上に記事や読み物として本当に面白かったです。

■参加作品の中で面白かった3作品&一言感想、お願いします。
 A01 世界の秘境から 〜夏だ!花火だ!お祭りだ!真夏の六千文字スペシャル〜 今回は通常放送より三千文字拡大版!豪華六千文字にてお届けいたします!
→色々とひどい(笑)すみませんほめてます。
 D04 アマヤドリズム
→音楽が好きな人は自分の好きな音楽をあてはめて楽しめるなあとか、「好き」の枠を超えて楽しめるお話だと思いました。出会いが素敵です。
 E12 プロメテウスの崖
→足りない語彙で何を言っても足りないので一言。かっこいい。


 どの作品も勝手ながら仲間のような、一緒にお祭りを盛り上げた同士のような……そんな親近感を覚えています。なので、心底どれも面白かったとしか言いようがありません。艶っぽい話なんかどきどきしましたがな。
 普段、巡り合わせのないお話ばかりで常に新鮮、常に目から鱗でした。重ねて言いますが、どれも面白いです(自分のはともかく)。一つの本になったとしてもバラエティに富んでいてかなり楽しいことになっていると思います。特にAブロックの濃さやDブロックの死臭は目立ちますが(笑)
 感想については覆面である分、どれも率直な意見であるとありがたく拝聴しておりました。嬉しい言葉、厳しい言葉など、全て自分の糧になるものと思います。本当に嬉しかったです。
 始めた時は無事に参加出来るのだろうかと不安でしたが、最後までお祭り状態で楽しかったです。特に、こんな楽しい企画を進めてくれたネジ子さんには感謝で一杯です。本当にありがとうございました!
 大変な企画だとは思いますが、出来れば、次回もあることを期待したいです。
 重ねて、ありがとうございます!
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