写真を燃やしてしまった。親類に見られるとマズいので誰かは言わない。けど、内容でわかるだろう。あんなにあった、私よりあった。七五三の写真。私のは1人。家族の写真。とってある。けど、握りつぶした。燃えていく、私の口はつり上がっていてこっちにくる火にむかってむかつき、空にむかって吠えた。お前が、お前さえ母さんを取らなければ、あの子は産まれなかったのに。お前が憎い。死んでも母さんの心に残す、置き土産をおいていった。あの子がいる限り、母さんはお前を忘れない。私は邪魔してやる。あわよくば、殺してやるからな!悔しいなら、私を殺せ、殺せ殺せ。けど、お前が悪いんだからな。私が憎いなら待ってろ、無様に終わらせてやるから。