94年アメリカ
ジョセフ・ゴードン・レビット主演
母親の死後、ロジャーは父親と離れて暮らすことになる。
だが、ロジャーが応援する地元球団が優勝すれば、一緒に暮らせるかもしれないという父親の言葉を信じ、彼は神に球団を優勝させてほしいと願う。
ウォルト・ディズニー配給なだけあって、「らしい」映画。最近のディズニーにはない笑いと涙と、ちょっとしたわざとらしさが随所に散りばめられていて楽しい。
キャラクターも皆、個性と愛嬌ある人たちで、それを演じる俳優陣の顔ぶれも個性的です。名脇役揃い。
見ながら「あ、知ってる」ってな感じの俳優さんが、何人かはいるかと。
あらすじ書いて、ディズニー「らしい」と書けば、どういう話になるか大体想像がつくと思うので割愛。
他の映画会社が似たような映画を作るとお寒い結果になりそうなのに、ディズニーだと聞くと何でか許せる。
話のキーポイントとなるジェスチャーをやる時のロジャーの表情が、切なくなるくらいやるせない顔をしてるので、そこを見て笑うもよし。
愉快な天使ご一行の活躍ぶりに笑うもよし。
クリストファー・ロイド扮する天使の茶目っ気に萌えるもよし。大好きな俳優の内の一人なため、自分はここが非常にツボでした。叫んだから(重症)。
本当にクリストファー・ロイドの魅力が余すところなく見れます。何て可愛い笑顔を見せてくれるおじいちゃんなんだ。
しかし、しめる所ではきちんとしめて、ほろりと涙を誘います。
決して突飛だったり、先が予想出来ない展開だったりはしない。でも安心して見れる、王道スポ根ファンタジー映画。
夢の国のノリが嫌いでない方なら、オススメです。
B級らしいB級。
ちなみにいきなり歌ったりなどはしないので、あしからず。
最近こういう映画少なくなったなあと、しみじみとさせられました。