長崎県佐世保市の高1女子生徒殺害事件で、被害者の少女(15)と殺人容疑で逮捕された同級生の女子生徒(16)が通っていた学校側の女子生徒への対応について、県教育委員会と県がまとめた中間報告の概要が21日、判明した。

今年3月に父親を金属バットで殴打した女子生徒の問題行動を4月には高校の校長が把握したにもかかわらず、警察などに通報しなかったと指摘。
22日の県議会文教厚生委員会で公表される。

女子生徒は3月2日、金属バットで父親を殴り、頭蓋骨陥没などの重傷を負わせた。
元検事の若狭勝弁護士は「公務員が犯罪を知ったら通報、告発の義務がある。保護者が捜査への協力を拒めば事件化は難しいかもしれないが、女子生徒の危険な状況が分かれば警察はマークできた。関係機関が情報を共有して、危機意識を持つことが大事だ」と話す。
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