スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

初〜☆


精一杯書いたけど、すごくもやっとした初貫通になりました。おぅう…

というわけでキイロ更新です〜

先週と同じ手段!


こんばんは!先週と同じく、短い話でも書いてみようと思います☆
今日はスライム一家の当番です(当番?)
せっかくピ○コロさん熱があがったんだから、これをしておきたいと思います。


*****


人間のユキの昼食を調達して帰ってきた巨大スライムのアオが、ユキを上に乗せたまま、突然動きを止めた。
もうすぐ泉が見える、という距離だ。

「?
どうした?アオ」

スライムはどういうわけか、いつも通る道を迂回して、コソコソと遠回りする。とりあえずアオの好きにさせてみようと思ったユキは、スライムの動きが落ち着いたところでもう一度話しかけた。

「どうかしたのか?泉に何か変なやつでも来た?」

おそらく違うだろうと思うが一応聞いてみる。不審者がやってきたにしては警戒したようすはないし、第一泉には子供たちがいるのだ。

子供たち、と思い浮かべてユキはひょいっと顔を泉に向けた。

植物の向こうに見える泉のほとりで、子スライムたちが集まっている。
たぶん、遊んでいるのだろう。ユキにはアオの言葉はわからないが、つまりは子供たちが何かしているようなので見てみようということだろうと考えた。

「何してんだろ…?」

一匹の子スライムを10近い子スライムたちが輪になって囲んでいる。
しばらく静かにしていた彼らに、ユキが首を傾げると、突然中央の子供がプルプルと動き出した。

揺れる子に対し、周りの子スライムはなにやら構えている様子。
すると真ん中の子スライムがギュっと縮まったようだ。
まわりは「いよいよ来るぞ」とでも言いたげにそわそわしている。

「??」

目をこらすユキの前で、縮まった子スライムが、突然膨れた。
圧縮した風船を手放したような、ボンっとでも音がするように。

すると、その様子を見た周りの子スライムたちが、後ろにひっくり返ったではないか。

「え?何!?」

まるで見えない衝撃波をくらったかのように、ころころと転がる子供たち。かと思ったら、次の瞬間には飛び起きて、真ん中に殺到し始めた。

押しあいへし合い、どうやら次の真ん中を決めているようである。
それが落ち着いて、他の子らはまた少し距離を置いて周りを囲む。
そのころにはようやく、ユキにも子供たちが何をしているのかが見えてきた。

つまりは「ごっこ遊び」だ。
真ん中の子スライムがすごい攻撃を繰り出したようにアクションして、周りが後ろにひっくり返るという、何ごっこと言っていいかわからないが、理解するとすごく微笑ましい気持ちにユキはなった。

「へぇ、面白いことしてるな!」

ユキが理解したことでアオも隠れて見守る必要はないと思ったのだろう。森から姿を現す。
途中でユキは地面に降り立ち、「おかえりー」と寄ってきそうになる子スライムたちを「そのままそのまま!」と言って、自分も輪の中に入った。

「よーし、俺はそう簡単にはひっくり返らないぞ?思いっきり来い!」

子スライムたちはまさかの母の参戦に、大感激している。ぴょこぴょこ飛び跳ねるのをなだめて、真ん中の子スライムに向き直った。

「さあ来い!」

またもプルプル、ギュっとなって、ボン!

「うぁあッ」

ユキは大げさなくらい後ろに飛んでひっくり返って見せた。

「ははっ面白いな〜これ。誰が考えたんだよ」

子スライムたちが関心するように集まる中、ユキはケラケラと笑う。子供とは本当に発想が豊かだ。
すると今度は母の番とでも言うように、子スライムたちがユキを取り囲んだ。

起き上がって、「さてどういう動きをしようか」と思案するユキの視界を大きい影が横切る。
なんとアオが子供たちにまざって参戦したのだ。

あまり子供の遊びには普段参加せず、見守ることの多いアオなので、ユキは嬉しくなった。

「アオが相手でも手加減しないからな!」

低く姿勢をとり、腕を交差する。う〜っと唸って。

「だぁッ!!」

両手を左右に押し出した。

途端に、コロコロと楽しげに子スライムたちが転がる。しかしそんな中、アオだけは何故かそこから動かない。
あれ?とユキが構えを解いたときにようやくアオは動いた。

ドっ




バシャーン!!!

「!!!!

アオ!」

体の中央がぐにゅっとへこんだかと思った瞬間、アオは天高く飛び上がり、泉にダイブしたのである。
一瞬本気で慌てて、泉に入るユキに、巨大スライムは悠々と泳いでやってきた。

「あ、なんだフリかよ。

アオったら俺より大袈裟」

当然のように体に乗せてもらい、優しい感触を楽しむ。子スライムたちを見ると父親の喰らいっぷりに拍手喝采しているようにピョコピョコ跳ねていた。

「やっぱりアオが一番だな」

ちゅっと音を立てて口づけると、アオは嬉しそうにプルプル揺れて、泉の奥にユキを連れて行ったのだった。


*****

アオがしけこんだところでお休みなさい☆

5/13〜5/19

「鬼と私シリーズ大好きです!嫁の危機に駆け付けるレンキ兄貴〜」様
→煉鬼は物知りなくせにちょっと不器用なかんじですね〜。楽しんで頂けたら嬉しいです☆体は大丈夫です!ご心配ありがとうございます。



「鬼と私〜にニヤニヤがとまりません!煉鬼様かっくいー!〜」様
→最初と最後にしか出ていないのに煉鬼ったら人気ですね☆まだまだぎこちない二人ですが、見守って頂けると嬉しいです!



「カジリダケですか(笑) お尻に執着があるとは…ぷぷぷっ(笑)〜」様
→そちらも考えたのですが、すでにこの話は虫についていろいろあるので、今回はきのこにしました☆
読み返すと「わぁあ!」っていう内容なのですが、楽しんでいただけたら光栄です。

キイロ更新〜

ヤヒト…、君にはいつも損な役回りばかりさせて申しわけないね!ごめん!!

というわけでキイロ更新です。今月中にエロが書けるといいなぁ

そろそろ暑くなってきた

ふとんを一枚にするか二枚にするかで最近悩んでいるtakaです。こんばんは!

明日、しぼりだしてキイロを書こうと思っているんですが、思うだけで終わっちゃったときがアレなので、保険のために何か書き逃げておこうという深夜テンションアテンションプリーズです。

そんなわけで、いつもシリアスなこの人たちにたまには面白いことしてもらいます。多分そのうちにサイトの番外編にも移動します。


*****

「カイ…ッ」

村に買い物に行ったハルのバギーの音で、カイは家の外まで迎えに出た。
するとハルはなにやら深刻そうな顔で、荷物もバギーに積んだまま、カイへ向かってずんずんやってきたのだ。

「ハルさん?」

様子がおかしい。いつも帰ってきたときはほっとしたような、何日も会えなかったような嬉しそうな顔をするので、自分の胸元をぐっと掴みながら苦しげに近づいてくるハルに、カイはおろおろと手を伸ばした。

とはいえ、あの不思議な夢以降、おどろくほど元気になったカイでも、まだまだ足元がおぼつかない。
もしもハルが倒れ込んできたとしたら間違いなく押しつぶされるだろう。
しかしハルは体調が悪いわけでないらしかった。ぎゅっと力強くカイを抱きしめてきたのだ。

「大丈夫…?熱があるの?」

触れる肌から伝わる温度で、ハルの体温がいつもより高いことを知る。
ハルは無言で抱擁を解くと、ひょいとカイを抱きかかえた。

「ハルさんっ?」

驚き顔のまま、しかしカイは嫌がらない。いままでハルがこんな不可解なことをしたことはなかったが、自分に危害をくわえることはないと信頼しているのだ。
しかし今日のハルはやはりいつもと違った。

「カイ…、齧らせてくれ」

「か、かじる?」

ハルはまっすぐ、ベッドへカイを連れて行った。優しくカイを降ろすと彼をうつぶせにして伸し掛かってくる。首だけ後ろを向かせたカイは、ハルの次の言葉を待った。

「尻を齧らせてくれ」

「え、え?お、おしり…?」

どういうことだろうと頭が理解する前に、突然ハルが「うっ」と唸った。

「う、う、っ齧りたい!!」

「あ、あぅ…」

もはや驚きと、今まで見たこともないハルの奇行に絶句のカイである。腰を掴んで引き上げられ、ペロンと尻を出させられても、抵抗らしい抵抗もしなかった。できなかったと言っていい。

「かぷっ」

「ひゃっ」

丸い尻にハルは噛みついてきた。歯は、立てているには立てているが、丸みに沿ってすべらせるように当てているだけであり、顎に力は入っていないらしい。
カイの尻の弾力を楽しんでいるようだ。

「んん、はぁっ…、あぁカイっ」

「や、っハルさん、どうしちゃったの…?何か変なものでも食べた?」

「どうもしていないよカイ。食堂のママさんが珍しいきのこが手に入ったって試作品を味見したけど」

どうもしていないわけがない。その珍しいきのこって何?と聞きたかったが、ハルはとうとうカイの尻に顔をうずめて口いっぱいに頬張った尻にちゅうちゅうと吸いつきだしたので、聞きそびれてしまった。

「んんっハルさん…恥ずかしいよぉ」

じゅじゅっ、じゅるるるっと派手な音を立てるので、カイはいよいよ身を捩って抵抗しはじめる。それにそろそろ腰に力が入らないのだ。四つん這いの姿勢というのは、立つことすら長時間できないカイにしてみれば重労働である。

しかしコロっとベッドに横臥したカイの尻をハルは尚も追いかけた。追いかけてちょうど割れ目に鼻を押し付けたのである。

「やぁんっ」

羞恥の極みだ。しかし体は愛するハルに触られているというだけで、愛されようと働き始めている。
鼻先がちょっと当たっている穴がヒクつくのがカイにはわかった。前も、だんだんベッドに擦れて主張を始めている。

「は、ハルさん…ハルさん…」

カイの声が甘さを帯びた。もうただ困惑してハルを制止させるよりも、何故か尻に異様に執着する彼に愛された方がいいと本能で悟ったのだろう。

「あぁ、幸せだ…」

「ハルさん…」

顔を埋めたまま、くぐもった声がカイの脊髄を伝って届くようなかんじがした。うっとりと振り返り、喉をこくりと鳴らす。

「……」
「……」

「……」
「…ハルさん?」

「ぐー…」

さーっとカイの顔から血の気が引いた。
間違いない。ハルは寝ている。「あぁ幸せだ」と言ったままの、カイの尻のはざまに鼻をつっこんだ状態で、眠ってしまった。

そしてカイは、動けない。今日は洗濯したり茶碗を洗ったり、ハルを見送ったり出迎えたり、そして何よりさっきの四つん這いが、カイの今日の体力を店じまいにさせてしまっていた。

「ど、どうしよう…」

スンと鼻を鳴らしながら、脇に押しやられていた掛け布団を手繰り寄せて、もそもそと体の上にかける。
息が苦しいのではないかと思ったが、規則正しい寝息が尻に生温かい風を送ってくるので大丈夫なようだ。上からみたら、カイの胴が異様に長くなったように見えて、とても面白いことになっているだろうと、カイは投げやりな気分で顔を伏せた。

「珍しいきのこって、…なんだったんだろう」

十中八九、ハルの様子を変えたのはそれだろう。朝になったらよくなっているといいと願いながら、カイは寝ることにした。


―カジリダケ―
山奥に生えるという貴重なキノコ。食べた者は、大好きなものを無性にかじりたくなる。
主に好物の食べ物を食べる症例が多いが、岩石収集家が食べると翌朝歯がボロボロになっていたという事例が報告されている。


*****


お、おお、おやすみなさい!!
前の記事へ 次の記事へ
アーカイブ
カレンダー
<< 2013年05月 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール