鮹さんとお魚さんの生体を丸無視したエロシーンですがどうか温かい目でみてやってください…!
おっかなびっくりな感じが伝わらない…!
あたたかい海を更新しました〜☆
皆様いつも、拍手コメントありがとうございます!そして返信不要の方もお気遣いどうもありがとうございます〜!
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「竜英は私のものよ!」
「何勘違いしてるの!?竜英は私の…」
「待って待って二人とも。僕はどちらのものになった覚えはないよ?」
何度となく遭遇してきた同じ場面に、若い男は二人の女を見て、にっこりと笑った。
「そもそも付き合ってなんかいないじゃないか」
女は絶句して、「でも」とか「あの夜…」ともごもご言う。しかし竜英は困ったような頬笑みを浮かべて、女たちを言葉の刃でバッサリと両断する。
「君たちが一緒にいたいと言ったから、そうしただけだよ。
それこそ勘違いされると困っちゃうな」
小さな村でこの竜英という男は真の「女の敵」だった。
女心を巧みに操り、惚れさせて、その上で竜英自身に非はないように仕向けるのが本当に上手かったのだ。
女たちは恥ずかしそうにしながらも「確かにそうだわ」と単純に納得している。
「ごめんなさい竜英。もう迷惑かけないから」
だから私を避けないでと目を潤ませる女たちに飛びきりの甘い頬笑みを浮かべて、そんな君が愛おしいよと囁く竜英は、後日、自分の身に起こることを知らずにいた。
自他ともに認める女好きの竜英とて、たまには一人を楽しみたいときもある。そんなときは決まって山を少し入ったところでゆっくりするのだ。
この前の女たちの滑稽な様子を思い出して、うっそりと笑っていた竜英は、しばらくしてぞくりと背筋を震わせる。ここは確かに木陰になっていて涼しいが、気温は暖かく過ごしやすい日だ。
風邪でも引いたかなと、出ていない鼻をすすっていると、突然声をかけられた。
「すみません。そこのお方…」
まさか誰かいると思っていなかった竜英がびっくりして飛び起きると、ほんの少し横のところに女がしゃなりと座り込んでいる。
儚げな雰囲気の女だ。村人ではない。
「…どうかしましたか?」
「家に帰る途中で、足を怪我してしまいました…。
どうか送っては頂けないでしょうか?」
「……」
竜英はじっと女を見た。女は他人にこんなことを頼むのは本当に申し訳ないという顔で目を伏せる。
「ほんの少し上ったところにあるのです。どうか。
私だけの小さな家ですが、おもてなしさせていただきますから」
その言葉を聞いて竜英は、内心ニンマリした。女の一人暮らしか。きっとこの女だってそれなりの覚悟をしているだろう。見たところ、金持ちではないし。
こんな山になぜ女がひとりで暮らしているのか、まずはそこを気にしなければいけないというのに、竜英は女の言った「おもてなし」にすっかり警戒するのを忘れてしまっていた。
「それはお困りでしょう。さぁ私に捕まって」
「ありがとうございます」
女を背負って山を登り始める。体重を感じさせないほど軽く、竜英はすいすい山を登って行った。
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前のお役目さまの若かりし頃はたぶんこんな感じです。
まだ子供だった惣之助と違って、15〜20歳くらいなので、お役目もハードぎみだといいね!
「キンが可愛い
卵から赤ちゃん産まれたら〜」様
→毎日3個が全部孵ってしまったら、さすがに金の卵でも生活が持たなさそうですね!プルプについてはこれからおいおいとわかってくる予定です☆
「ロボ×人間大好きなので読みたいです…!〜」様
→おお!まさか反応がもらえると思っていなかったので嬉しいです。そのときは是非とも応援してくださいませ!!
人魚人魚いっているけど、半分は人鮹も主人公なんだったって今気付きました。遅!