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金メッキ

水曜日

免許更新に行って来た



5年ぶりの更新


実は 前回の更新の直前に

スピード違反で検挙されている




それは
雨の中央道下り線

深夜の割引を利用して
車で名古屋へ向かう


少し雨脚が強く
80キロ制限が出ている中での事だった


雨で 全体の車の流れは若干悪いものの

追い越し車線で
前走車に追いつくと 車線を空けてくれるので

追い越しには苦労しなかった


数台ずつの塊を
ひとつ また ひとつ

と パスして行く



上野原を過ぎたころ


後続の車両に 少し古いヘッドライトが見えた



「追ってくるのか?」

そう思いはしたが


やがて 見えなくなった



「さすがに この雨の中
このスピードに追いついて来る車は少ないな」


巡航スピードは 120ちょっと

瞬間的には140をはるか越えていた



それからしばらくすると

また ミラーの中に古いヘッドライトを見つける



「同じ車か?」



接近して来る様子は無い


僕はそのままの巡航スピードで 走り続けた




大月を過ぎ

一宮御坂のインターに近づいた時


また さっきのヘッドライトがミラーの中で光っていた




「やっぱり追われてる
先に行かせてみるか」

そう思ってアクセルを緩めると
程なくして そのヘッドライトが追いついた



なのに 僕を抜かない


「ヤバい」


直感した僕は 完全にアクセルから足を離す

メーターは



135キロ





次の瞬間


ルームミラーが赤く染まった




覆面パトカーが提示した速度は 118キロ

雨で80キロ制限中のため 38キロオーバー


高速で40キロオーバーだと 即免停だから
実際には もう弁解の余地は無い



優しい高速機動隊に感謝した





話を聞いたら

やはり 上野原辺りから追われていたらしい


その距離 実に30キロ以上だ



そして警官から

「よく車線変更をしていたけど なんで?」

と質問された

「抜く車両が居ないのに 追い越し車線走ってたら 違反じゃないですか」


僕の答えに

「あぁ」

と 警官は苦笑いをした







それから数日後

僕は
更新区分に「優良」と書かれた

免許の更新案内を持って 府中試験場に居た



発行された免許は
当然「ゴールド」だった







あれから5年

今年来た 免許の更新案内には


また「優良」とあった



ちゃんと調べては居ないが

「一年以上無事故無違反の場合 軽微な違反(僕の速度超過は2点)をしても
その後3ヶ月間無事故無違反ならば 違反歴にならない」


という 規定があったはず


たぶん 僕はこれに救われた

右折待ち


よく


右折でコンビニに入るために

対向車が通り過ぎるのを待っていると


最後の1台が
パシパシッって


譲ってくれる事がある




いや
ちょっとまて


あなたが通過したら行こうと思ってたから

心の準備が出来てないんですけど…




ってか


あなたが通過したあと

200メートル以上 車居ないんだけどなぁ


後ろみて無いのかしら?


慌ててギアを入れて

歩道の歩行者を確認して…




目の端に

待ってくれた車のドライバーの顔が見える



少し怒ってる




「早くしろよ」


って見える




いや


だから





あなたが通過したら…




言ってもはじまらないし


聞こえない




僕は 僕で



安全に通過するだけだ




かと思うと


コンビニから右折で出ようとすると



信号で前が詰まっているのに


出口をふさがれる事がある





世の中 うまくいかないなぁ

精密検査



先日の健康診断の結果を受けて

一応 精密検査に



診察室に呼ばれて話を聞くと

検診時の心電図は それ程悪い訳じゃ無いらしい


とは言え 一応と

心電図と心エコーの検査を受ける事になった



先生が目の前のパソコンに指示を打ち込む



診断名

「虚血性心疾患」

更に
赤く強調された

「緊急検査」

のポッチをクリック




え〜

そんなに?






予約も無しに
当日検査するには 他に適切な指示が無いのだろう



結果的に

静心電図も
運動後心電図も


問題無し


心エコーも良好


晴れて健康な事が判って

安心した

プラシーボ


話題:健康診断


以前に受けた検診結果が出た


まぁ この歳になると
具合の悪い所自慢に 話題は事かかない


頭が悪い
顔が悪い

性格も悪い

右手中指第二関節が腫れぼったい
親指第一関節も痛む

下半身なんて
早い 短い 細い

しかも右膝痛


身長は 20代と変わらず
体重は5キロほど増加


GDPやらLDHやら何やら
みんな正常値


ただ

空腹血糖値が100
アルブミンa1cが52.2
一応保健指導のボーダーラインを越えてるらしい



糖尿病に注意




とは言っても

3年前から真面目に検診を受け始めてから 変化無いから

さほど深刻じゃないんだろうな


概ね問題無しだと思っていたら



今年
新たに追加された悪い所が出た



右室伝導遅延 ST低下


説明する医師の顔が

先程の
糖尿病の時より明らかに曇る



一度検査しにおいで



そう言うと医師は

「要医療」に丸をつけた



いや ちょっと…
もう少し詳しく…



と思ったが シャイな僕には言える筈も無く



家に帰って
ググってみた



まぁ 簡単に言えば

不整脈があって
本来フラットなSTが下がってる


で ST低下の原因としては

狭心症 なんちゃら心筋梗塞 なんやかやとあって
電解質異常


たぶんこれ


電解質異常




検診受けた頃は
6月末


急に忙しくなって
毎日疲れが溜まっていて


水分補給

特に 昼間の補給が少し滞り気味だった頃だ




とは言っても
やっぱり心配


20歳頃から
疲れると よく胸は痛んだ


周りはみんな
肋間神経痛だと言っていたから

そうなんだろうと
信じていた






あぁ

考えてたら
胸が痛くなってきた…



医師も薬も嫌いな僕は

プラシーボ効果で病気になりそうだ

疾走する理由

話題:バイク


僕が好きで
あまり時間が無い時でも
つい 通ってしまう

往復3キロ足らずの峠道がある


幹線道路から左折して

川に向かって下りながら
ほとんど直線のゆるいカーブを抜けると


掛け替えられたばかりの橋が見えてくる



橋の手前の信号に一台のバイクが止まっている


静かに斜め左後ろに止まって信号が変わるのを待っていると


ほんの一瞬


ミラー越しに目が合った気がした



別に意識したつもりは無いけれど

つい相手のバイクを観察してしまう



ヤマハの大型ツイン
マルチパーパス


上手い人が多く侮れない


リアタイヤも綺麗に端まで使っている




「これはあっさり置いて行かれるかもしれないな」

そんな事を思いながらも


少しでも付いて行けたら

と静かにクラッチを握り ギアを入れた



相手は別に構える風でも無く


ごく普通に信号待ちをしている様子だ



僕だけが意識しているのか?


それでも
さっきのミラー越しの目が語っていたように思う



横断側の信号が
黄色から赤に変わる


いち…にっ…さんっ!

正面の信号が青に変わると同時に

短い半クラ
右手を大きく捻る


直ぐにギアを上げる


僕のバイクは

高回転型の為か
1速がローギアード気味で伸びが悪い



2速10000回転


もうすぐ橋を通過する


相手は排気量を生かして 余裕で40メートル位先行している



「意識して逃げる訳じゃ無さそうだ
これなら次の直線で追いつける」



そう思った次の瞬間


相手のバイクのマフラーから

溜まった煤が吐き出される



橋の先の下りを利用して 一気に引き離すつもりらしい



差が開く



それでも
今は我慢



3速全開



僕も 橋の先の下りで速度をのせる




4速



回転計がスルスルと上がる



上り勾配


加速は鈍らない



4速全開

甲高い4stマルチの排気音を聞きながら

相手を追う



ほんの少しだけ
差がつまる




次の左コーナーまでに追いつく


一気にアドレナリンが噴出して

鼓動が早くなるのを感じる


4速13000回転レッド


5速にシフトアップ
全開

向こうは
左コーナーまで後50メートル


僕は更に30メートル後ろで追う



相手はセンターライン側に付けて コーナーの侵入に備える


僕は車線の真ん中辺でまだ加速していた





先行する相手のテールランプが点く頃


軽く左に腰をずらす



シフトダウン
同時にブレーキング


相手が目の前を左に切れ込んでいく




今だ



ブレーキを離すと
車体が左へ倒れ込んでいった


相手の更にインへ


被せられた相手の車体のインへ フロントタイヤをねじ込む




ガードレールが近い



不用意に頭を上げれば ヘルメットが接触しそうなほど



ラインはクリア


相手が明らかにラインを開けてくれている




公道ではこういった事が

一番嬉しい





クリップ直前から
相手のバイクが スルスルと加速していく




上り勾配約7%


離されない様に大きくアクセルを開けようとしたけれど


もうすぐ 次の右180度ターンが迫る


この勾配のついたヘアピンは

出口までガタガタと減速帯舗装が続く




さっき ラインを開けてくれた事に感謝して

少し加速を遅らせて
相手の真後ろに入ると



相手は理解してくれたかの様に
フル加速してアウト側いっぱいに車体を寄せた



4速→3速

今度は少し大きく
右へ腰をずらす



ブレーキリリースと同時に右へ腰を落とす



2台連なって

アウトから 一気にインへ



センターラインから車体1台分開けた状態をキープしてインベタ



ザッ! ザザッ

やっちゃった



買ったばかりのデニムが路面と擦れる



相手のリアタイヤが
ゆっくりと逃げて行く



全開!

絶対ついて行く



減速塗装に揺すられて
アウト側に車体が逃げるのを押さえつける


正直 怖い

息を止めて



センターラインを見続ける


クリア



150メートルほどの直線を登りきれば 頂上の左コーナー


相手は軽やかに

左から右へと 車線の中をを泳いでいた



合わせて僕も右へ


レブリミット


4速




頂上の左は

一見緩やかだけど
出口できつくなる


相手はそれを知っているのか 知らないのかわからないが


速度を維持したまま
侵入していく



僕も4速の心細いエンブレを頼りに


左へ切り込んでいった




頂上の信号が青なのを確認して

先行する相手に合わせて更に加速する


軽く左に腰をずらしてキープ



頂上付近で軽く左に回り込むと
その先下り始めでコーナーが深くなる複合の左コーナー


頂上に近づく


軽く左にバンクした車体が

頂上通過と同時に
フッと浮くような感覚で過重が抜ける



軽くアウト側に膨らむと
それは 空に浮いたような錯覚をおぼえる



が 次の瞬間


リアタイヤがグッと路面をつかむ

グリップ感が戻ると同時に 腰を落とす
インへ…


相手のテールについて行く



楽しい

全く面識のない相手との


クリーンな


ただ走るだけの時間



でも 終わりの時がいきなりやって来た


奥の左を抜け

次はアクセル全開で抜ける軽い右


ずらした腰を戻し
体制を整える







急に相手が 加速を止めた




あっと言う間に


ミラーの中で小さくなっていく




坂を下りきった 交差点を通過する頃


僕のバイクのミラーの中で

相手のウインカーが点滅するのが見えた




コンビニに入った様だ



もう二度と 一緒に走る機会は無いだろう


でも


最高に楽しい時間だった


ありがとう
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