スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

My Back Pages

話題:最近観た映画

60年安保闘争に取り残された 革命思想の活動家と それを取材するとあるライターの

実話を基にした映画だ


実のところ 僕は60年安保どころか 70年安保闘争すら知らない
資料やニュース映像で知っているだけだ


なので郷愁とか 時代に対する あ〜あるある的な思い入れが一切無く

ただ へぇ…
っという感覚だった


出演者や監督も 当然その時代を知らないのだが

きっとあの時代の 行き場の無い 生きる事への意味消失感が よく描けている様にかんじた



ただ 演出はあざとい


昭和感というか
あの頃のざらついた空気感を表現するのに あえて16ミリで撮影するという使い古された手法がまず鼻につく


映画として 現代に当時を再現してまで訴えかけるものがまるで見えない


やっと見えたのは

「男泣きは肯定されるべきだ」

という主張だけだった


まぁ その表現でも
あの時代を生き残った方々なら

そんな女々しい泣きなんぞするかよ


ってな所だろう



ただ 原作を写実的に映像化しただけで
ドキュメンタリーにもならない

だいたい 今時はドキュメンタリーでも製作側の意図や主張が入るのに
なぜそれを避けたのか?

邪推だが 原作者の生きた時代を知らない そして その時代を知っている人々が沢山居るからこそ
怖かったんじゃないのだろうか


丁寧な作りだとは思ったが 今 作品としたして世に出した意味は解らなかった



そもそも原作はどうして発表されたのだろ?

更に時代背景を探ってみた


事が起こったのは1969年から1972年辺りなのに
その15年ほど後になった 1986年から雑誌FLASHに掲載された物が1988年に纏まったのだそうだ


ジャーナリズムと警察 と言うか 法の遵守やら なんやかや

原作の焦点はそこに当たっている



1980年代 写真週刊誌が大流行する中で 1985年「豊田商事事件」が起こる


この事件はオンタイムではっきり覚えている



そして マスコミの取材と人権と法と…
取材のあり方や 報道の仕方などなど
取りざたされた

それでも 本当に変化するのは 松本サリン事件以後になる


そんな中で スケープゴートにされた原作者に 当時を振り返りながら語ってもらおうといった企画だったのじゃないかと推察した




原作を読んだ事はないが
そりゃリアリティがあるだろう

当事者の言葉だもの


だからこそ ただ原作に沿って映像化しても面白く無い事に なぜ気づかなかったのか

既に本物があるのに
イミテーションが輝けるはずは無いのだから


風の回廊


どのタイミングでそんな事になったのか

気づけば めちゃめちゃなスピードでバイクを走らせていた



4号線下り
高井戸出口を過ぎ 両側を壁に挟まれた圧迫感のあるエリア

その時はまだ 流れにのっていたと記憶している


三鷹の料金所に向かって 全体的にスピードが上がる中
目の前が開けたので 更に加速した

料金所手前
右から三番目のゲートに前の車たちが 順序よく吸い込まれて行くのを見ながら
空いた二番目のゲートへと加速する

その時白のワンボックスが 隣のレーンが空いているのに気がついたのだろう
いきなり目の前に飛び出してきた

くんっと ブレーキを入れ 体重を右に掛けると
そのままワンボックスをパスしながら 一番右のゲートに向かった


このゲートからだと 料金所先の合流がキツく あまり好きじゃない


ゲートを抜けながら 加速を開始して
左の車列の前に出ると
ちょっと右に腰をずらし 左手をハンドルから離して 左後方を目視

接近車が居ないのを確かめると
そのまま アクセルを開けた


風圧と加速に耐える様に タンクの上に身を屈める

フォー…っと 心地よい直列4気筒の音を聴く



すぐに前走車に追いつく


微妙なトラフィック

それが調布を過ぎると かなりバラけた



今一度 タンクに身を伏せると 一気にワイドオープン



走行車線が空いていても 追い越し車線を譲らないドライバーが多い


パシパシっと パッシングを浴びせても効果なし

意固地になって退かすより 快適なライディングを選択


走行車線を使ってパス



両車線とも塞がっていれば 車の間をすり抜ける



右にはちょっと古いヤン車
タクシーを抜きかけていたのに

僕への意地悪なのか

タクシーを抜かずに併走


タクシーはバカなのか
車線区分のラインを踏む程 右に寄って走っている


一旦引いて

タクシーを左から
つまり 路肩側から抜く選択もある



が 到底そんな気分じゃない




行っちまえ




そのまま加速をして
一気に 二台の間をパスした




狂瀾のスピードは
メーターの文字から針がはみ出したり戻ったりを繰り返す




ほんの10数キロ



一旦気持ちをリセットするために

石川PAにバイクを滑り込ませた
前の記事へ 次の記事へ