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風の中の友達



水曜日 休みをとってプチツーリングに出かけた


特に用事の無い休みは 久しぶりだ


11:43
R463 北西に進路をとる

車の台数も少なく 快適な速度で進行する
少し 林の中を抜けるような印象の場所を行くと まもなく R16をくぐり 自然とR299に乗る

この辺りはまだ 郊外のバイパスといった雰囲気で 飯能を過ぎるまでは 車をパスするのにも困らない


飯能を過ぎて少しすると 道の表情が変わる


昔ながらのルートで トラックもそれなりにいる
道幅も狭くなり トラックはその車体特性上 対向車線上にはみ出さなければ通過できないコーナーがあり 対向車には注意が必要だ

渋滞と思い込んで センターライン側を進んだりすると 対向のダンプに怒られたりする



それでも おおかたはよく整備された道で 制限速度を少し超えた位で巡航できる



ひらひらと 右に 左にと コーナーを抜ける
奥多摩方面への道に比べたら かなり走りやすい



今日は正丸トンネルを抜けずに 天目指峠に向かうか
それとも トンネルの先から山伏峠に行くか



ぼやぁっと考えながらの単独走行をしていると あっと言うまに天目指峠との分岐に来てしまった

よし とりあえず芦ヶ久保の道の駅で一休みして考えるよう


そう決断して 正丸トンネルに飲み込まれた



道の駅には ほとんどバイクが居なかった
自販機でポカリを買い 水分補給をしばがら地図を見ていて ある事を思い出した


そういえば 有間ダムに抜けるルートがあったな 今もまだ 通行可能なんだろうか?

ずいぶん前に 台風で崩れて通行が出来なくなっていた記憶もある





遠く 都内を望むことのできる
あの分水嶺からの景色が また見られるかな?



そう思っただけで 僕の気持ちはもう林道の中にいた



R299をさらに奥へと足を進め R140を南へ向かう


途中に「バイクの森おがの」が閉館中とのインフォメーションがあった
そのうち行けばいいか・・・と思っていたのだけれど WEB情報によると2010年9月には閉館していたらしい 残念



R140を逸れると いよいよ林道に向かう



途中 小さな集落があるものの 基本的には 林業関係者の為の道
整備されている事を期待していけない


以前 僕の参加していた車関係のフォーラムで

「鎌北湖から顔振峠 飯盛 定峰のルートが好きなんですよ」
と言ったら

「過酷なルートですねぇ」
と言われたことがある


その時には もうこの有馬ルートを知っていたので
鎌北から秩父に抜けるルートを あまり過酷だと思ったことが無かった



路面は 一応アスファルトが打ってある

ただ 打ってあるだけで路肩はザクザクの状態
しかも 流れ出た砂利や木端は放置され 標高が上がるにしたがって ガレ場を走っている様な有様だった


なんとも 相変わらず凄いな


スポーツ系とは言え 一応ツアラー要素が強めのバイクのおかげで順調に山を登っていくと 前方にバイクが見えた

250のアメリカン
駆け足程度の速度で 坂を上がっていく
避けてもらう事は期待できないので 路面状態の良い直線で 合図を送って先行させてもらった




尾根に到着するも 期待していた景色は雲に遮られ見ることができなかった



いずれまた 来よう

雨の日は家(うち)にいて

7月の始め

実家に届け物をする為にバイクを出した


時刻は17時半を少し回っている


通勤時間帯

実家に寄った後に 更に予定を抱え 怪しい雲行きをおしてのバイクだった



移動時間がはっきり読めるのが バイクの利点だ



それでも ハマりやすい道路状況を考えて 高速を選択

実移動距離で約1.5倍 高速代も掛かるが 時間には代え難い



インターのETCゲートを抜ける時に
向かう先の空が やけに暗いのが見えた

「なんかヤバいな」

そうは思っても もう車に乗り換える時間は無い



走り出してしまえば
周囲の車よりも 少し速い速度を維持できて
高速は快適だった



都県境を超えた頃

いよいよ空が暗くなり 空気がスッと冷える



パカン


ん?

ヘルメットに何か当たる音がした


虫が当たったのかな?



カツン パツン コツン
コツコツコツ…



それにしても多い



そう思った次の瞬間 どしゃ降りの雨の中に居た


スポーツツアラーの小さいカウルに 身を沈め腰をシートの後方にズラすと 車体が一気に安定する


身体は少し窮屈だけど 気持ちが楽になった



僕は
雨の走行は苦手だ

4輪に比べ 何かあった時のマージンがあまりに少ない


それでも 速度を維持したまま行けたのは
安定したポジションを見つけられたからだろう



全体の流れは雨の所為で 少しゆっくりとなる

前に追い付くと 早めに追い越し車線に出て ライトを上向きに変えた



この速度に雨

いきなり車が車線変更してきたら どうにもならない


事故らない為には 速度を落とすのが一番だけど
アドレナリンの駆け巡る身体は それが出来なくなっていた


目を見開き
一台 一台の車の動きに注意し
轍の水溜まりを避ける

時々 ミラーを見て
追い付く車も気にしなければ




大型トラックの横を抜けて前に出る瞬間
トラックにぶつかった空気の塊が 僕をバイクごと押した

その揺れで
ハッと 我に返る




もう雨は上がり


夕日に照らされた路面がキラキラと光る

前走車の巻き上げる水しぶきに 小さな虹が見えた

some other time



03発信の電話番号で架空請求系の電話が来た

調べると 何処ぞの探偵社が6月末から
ロト6の情報料請求絡みで名指し調査しているらしい



「私 ****と言う会社の○○と申します
ゆう(フルネーム)様の携帯電話でよろしいですか?」

とても丁寧でちゃんとした会社だと想像させられたので

「はいそうです
いつもお世話になっております」

と応えた

この時点では 知らない会社だったが
僕の取引先から紹介された会社が 何かで連絡してきたのだろう と思っていた


すると先方は

「以前ご登録頂きました ロト6の…」

ときた



登録

ここまでなら 色々想像出来る
今までに それこそ色々と 有料無料を問わず登録した記憶がある


しかし ロト6絡みは無い


宝くじは ジャンボ系を時々買う

でも ロトには興味ない


だから 完全に自信があった


「すみませんが

登録や利用した覚えはありませんので 二度と掛けてこないで下さい
お願いします

では 失礼致します」


相手の 「ロト6…」の話に被せる様に言い放った



すると相手が何か言いかけたが

「失礼致します」

と更に被せると すかさず電話を切った







この手のモノは
昔から良く遊んだ

「何か買え」が一番多い


ヒマだったので 散々説明させて

「要らない」と断る


時には 説明の矛盾を指摘して

「怪しいから契約しない」と断る



どっかのリゾート会員権は
あまりに嘘臭い内容だったが 面白いので
「良いですね
ぜひ欲しいです」

と言ったら

「仮契約を成立させますので どこそこに手付け金を送金して欲しい」
と言われた


手付け金の入金確認後 契約書を郵送するらしい



「では 手付け金入金後 本契約を送るという確認書を送って下さい
それと一緒に さっき説明を受けたサービスが本契約後に間違い無く受けられるという確約書類も送って下さい」

「それは出来ません」

「口約束では心配なのでお願いします
それとも 先ほどの説明通りのサービスは受けられないから確約書が出せないのですか?」

「……」

「どうしてもダメならば仕方ない
今回は諦めます」





改めて文章にしてみると


嫌なヤツだな 僕


実際 もっとエグい事も言ってる


当時 電話の向こうに居たのは 詐欺とは知らずにテレアポのバイトをしていた学生だったかもしれない


そう考えるて
多少申し訳なく思う
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