「いっよーう圭斗ー! おじちゃんがドでかいの用意してきたぜー!」
「帰れ」
「圭斗テメー! それが先輩に対する態度かー!」
突然村井サンが大きな袋を持ってサークル室に遊びに来た。きっとロクでもないことを企んでるな。それというのも、村井サンという人は悪乗りの凄まじさからその所業がムライズムとまで呼ばれたおじちゃんだ。
如何せんこんなノリなので圭斗は村井サンを(一応先輩としても扱ってるけど)基本的には小馬鹿にしたような態度を取り、先のやり取りは既にテンプレートと化している。まあでも、村井サンのこのノリは本当に嫌な予感しかしない。