「眼鏡のオニーサン、相席ヨロシ?」

 答えを聞く前から荷物は置かれている。トレーの上には肉うどんとおにぎり。第1学食の所謂「ぼっち席」は、それこそ穴場だけにあまり知ってる人もいないと思ってたのに。

「イク、今日はMICじゃないの?」
「たまにはね」