「定例会1年クリパー! イエーイ!」
「イエーイッ!」

 わーという歓声と、パチパチパチと人数分の拍手が挙がる。とある定例会終わりの夜、これから始まるのはクリスマスパーティー。ちょうどシーズンだからね。
 ――と、ここまではいいんだけど、どうしてそのパーティーをうちでやるんだろう。まあ、立地の所為なんだろうなあ。星港市内だし、一人暮らしだし集まるにはうってつけですとも。

「本日の会場はミドリ宅でーす! ありがとうございます!」
「ありがとうございますッ!」