「せーのっ、ドン」
「何なのこれは……」
「つーか、お前ら全員高木に抱くイメージはそれかっていう」

 目の前には、ウィスキー、ウィスキー、ウィスキー。そりゃお前、いくら高木の誕生日を祝う目的の飲みだっつっても、これはあんまりだっていう。
 アイツは自分でもまあこれくらいは飲むだろうなって言ってデカい瓶を常に置いてる男だっていう。他校の連中がそれを知らなくてもしょうがないとは言え。