「これが……それか……」
「マジであるんだな、こんなの」

 表の書かれた白い紙に貼られているのはライトグリーンの付箋。それに視線を落とし、緑大に伝わる伝承は本当だったのかと息を呑む。俺はもうそれをもらうこともないが、事の重大さはわかる。