「僕はもうダメだ、死ぬかもしれない」

 そう言って、圭斗はサークル室に入るなり自分の席で伏せてしまった。こうなるとサークルの進行は知ったことかとガン無視決めて来るのが厄介だ。
 死ぬかもしれないほど辛いなら来なきゃいいのに、ケイトくんだっているんだからと思うには思う。うちはどこかの誰かと違ってメール無精というワケでもない。

「ナ、ナンダッテー!? 大変だ! 圭斗先輩がお亡くなりにでもなられたら大変だ!」
「死ぬかもしれないって言える時点で死ぬワケないだろ」
「ですが菜月先輩、現に圭斗先輩は席に伏せています」