「今日はボクの誕生日やよ!」

 盛大に祝ってくれてええんやよ、と主賓は参加者に盛大な拍手を求めている。そして、拍手を止める際にはパン、パンパンパンと少し懐かしのあれ。みんなの手拍子が揃えば、やってみたかってんよね、とご機嫌だ。

「やァー、主賓だからって好き放題スわァー」
「今日の何が凄いって、このテの集まりに律がいることだろ」
「それですね、間違いありません」