「洋平」
「な〜に〜?」
「あれ、何だと思う?」

 つばちゃんの指さす先には腕を組んだまま目を閉じて微動だにしない朝霞P。果たして朝霞クンは息をしているのか、心臓が動いているのかを確認する勇気は俺にはない。

「生きてるのか死んでるのか、寝てるのか起きてるのか、瞑想なのか気絶なのか。新しいぶどう味のレッドブル賭けよーぜ」
「え〜、俺が賭けを好きじゃないの知っててふっかけてくるのはなしでしょでしょ〜」