一言で言えば、それは衝撃だった。俺たちが夏合宿の番組に対して持っていた固定概念が最後にしてここまでぶち壊されたのかと。部屋の一番後ろから、ヒロが率いる7班の番組を見た素直な印象は「面白え」という、それ。
 夏合宿の番組は、「スキー場DJのための練習並びに選考会」としての性質があった。それは、スキー場に行ったことがある者、そしてラジオ系の大学ほどそういう意識が強く働く物なのかもしれない。