「春山さーん、これってー、どうやって食べたらいいですかー?」
「すげーなダイチ、いいキャベツじゃないか」

 今日は非番の烏丸が突然キャベツを持ってセンターに現れた。そのキャベツは見た目も美しく、大きさも上々。その大玉のキャベツが3玉。これにその場にいた者は皆、目の色を変えた。

「わ、わーっ! 高級品だーっ!」
「やァー、目映いスわ」
「この大きさならひと玉何百円しますかねー……何日分の食費だろう……」