「ミーちゃーんッ! 電話ーッ!」
「知ってる人だったら出といてーッ!」
「もーッ、留守電サービス申し込まないからーッ!」

 お仕事前で顔を作ってるミーちゃんは忙しそう。これまでに何度かミーちゃんの電話に出て取り次いだことがあるから気分はすっかりマネージャーさん。ミーちゃんのマネージャーさんとも電話で話したことがある。
 さて、この電話は誰からかな。知ってる人だったらって言うけどミーちゃんの知り合いで顔と名前が一致する人なんて……あっ、知ってる人だ。出ちゃえ。どうするのが正解なのかな。とりあえず、ミーちゃんが顔を作るまで引き延ばせばいいのかな。