「何か、みんな揃ってるのってすごく久し振りな感じがしますねー」
「どこぞの土田が気紛れで来たり来んかったりするからな」
「やァー、サーセン。烏丸サン家の本が面白いンすわァー」
「それはわかるがシフトには入らんか」

 今日は烏丸さんの誕生日ということで、烏丸さんたっての希望で鍋パーティーが開かれることになった。誕生パーティーというものをしたことがなかったそうで、「してみたいなあ!」って。
 それくらいならすぐにでも開催してやろうじゃねーかと立ち上がったのが春山さん。会場は俺の部屋。バイトが終わってから、シフトに入ってる人も入ってない人もみんなが集まって。A番研修をしていたカナコさんもいる。