「カズ、当日に2時間の自由を! この通ーりっ!」

 いやあ、見事なジャンピング土下座だ。今の俺の目がどうなっているのか簡単に言えば、古代文明の壁画にあるようなあんな感じの。

「2時間か、その間俺に何をしてろと」
「適当なところで時間潰しててもらって……あっ、第一部と第二部の間の時間にしよう、第二部はまた待ち合わせから始めるの」