テーブルの上には、まるでそこに3人も4人もいるかのように皿が並べられている。次から次へ運ばれて来るそれも1人前当たりの量は比較的多い。だけどここにいるのは紛れもなく2人。
 150センチ少しという、一見小柄な果林先輩がこれだけの量の食べ物を1人で平らげるのだ。最初の頃は驚いたけど、今ではこれだけで足りるんですか、と思ってしまうのだから慣れって怖い。