伏見に連絡をしたら、大学にいますと返信が来たので荷物を携え大学へ。ゼミ室は開いてなかったから(課題出してんなら開けとけよ)、クソ寒い学食で待ち合わせ。ある程度いるなら熱いお茶が必需品だ。

「朝霞クーン」
「悪い伏見、呼び出して」
「ううん、ちょうどキリ良しになったから。どうしたの?」
「ああ。これ、地元のお土産。よかったら」
「えっ、わざわざありがとう。 ってか髪長っ!」
「ああ、放置してたら伸びてた」
「でも、あたしと朝霞クンくらいの距離感の友達で、こんなにいいお土産もらっちゃって何か申し訳なさもあるんだけど」