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吹き抜けた風に、何故かきみを思い出した




どうにかこうにか書き終えました似て非なるいきもの。
初め考えていたのは、大人の狡さっていうかとにかく大人が操る世界についてでした。


こうちゃんは跡取り息子なので修行も兼ねて店に出ます。
色彩や布地の善し悪しも学びます。
経済や普通の高校生は学ばないことを幼い頃から叩き込まれてます。
それは壮太も同じなんですが、彼は自分の主張はきっちりするんですよ。


でも浩介ってきっと四人の中で一番自己主張が乏しいんです。
そこをタローが疑問に持つ、といった感じにしたくて書き出したんですが。


そしたら何かやけに依存とか孤独とかが目立ってしまいましてね…。←
まぁ結果的には自分でも書きながら考えられたんでよしとします。


貴巳と凌の方が依存してるなってこれを書き出すまでは考えてたんです。
けど、書き出しながら四人の性格考えてたらどう考えてもこうちゃん達だなぁと。


行き当たりばったりにしか小説書かないんで、よく解りませんけど気付いたらこんな形になってました。
自キャラが生きてるなって思う瞬間ですね。←


・タローと壮太について


タローと壮太は同族嫌悪とかそんな感じ?
仲はいいけど、多分差し迫った相談は互いにしないと思います。
性格とか鑑みると真反対だと思いますけど!←
見てないようで見てるとこはそっくりですね〜´`


・タローと浩介について

タロー⇒結構すき
浩介⇒何考えてるか解らないから苦手


お話の中でも書いたけど、そんな感じです(^^)
むしろタロー→→→←浩介ぐらいの関係がイイ!(爆)
つってただのクラスメート的なね!←黙れよもう


まぁそんなこんなで何故、こんな言い訳がましいあとがきをこのお話だけに書いたかと言うと、自分勝手な寂しさをこのお話にぶつけ過ぎたせいだと思います。
わたしってなんで何でもかんでも突発的なんだろ……。


行き当たりばったり過ぎてまとまりきらなかったお話ですが、案外気に入ってます。
珍しく教訓めいたこと書いた!って自己満足ですけどね……。

つーかわたしヘコむかはしゃぐかどっちかにしようぜ…。


ま、そんな感じです。
はっきり言ってしまえばブログの喋り方忘れました!


いっつもこんなオチばっかだな自分よ!


頑張れ!


似て非なるいきもの。

 



 僕達は誰しも、孤独を知りたがらない。



 だから、だから僕達は―――。



「違うの?」



 壮太の囁きの後、二人はしばらく互いに沈黙を守っていた。
 不意にそっとタローが一歩踏み出す。
 次の瞬間、壮太の心臓の辺りにとんと、固い拳が軽く当たった。



「言えないよ」


 でも、と微かだが、強く響く囁きが壮太の耳朶を叩く。


「独りが嫌いなのは、みんな同じじゃないの?」



 だから側にいたい。
 いさせて欲しい。
 二番目でも、依存でも、何だっていいから。


 一度でも触れてしまったなら、もう抜け出せはしない。
 此の心地良さを、ぬくもりを、手放すなど、もう。


 自分達は絶対に。


「…そんなの…」


 心臓の上に当たる拳が温かい。
 その代わり、何故か頬が冷たくて。



「…解ってるよ、タロー」



 屈辱的だった。
 壮太が泣くのは、いつも浩介とあのひとの前だけで。
 それなのに、無様な泣き顔を彼に晒している。


 けれど、時には良かったかもしれない。


「寝ようよ、壮太」


 俯いた壮太の腕を引っ張る。
 タローは笑いもせず、動揺もせず、ただ立ち尽くした壮太を促すだけだ。


 それが、彼の不器用な優しさなのだと解っていた。


「寝て、全部夢にしちゃえばいい」


 タローのぎこちない笑みがどうしようもなく笑えた。
 月が皓々と辺りを照らして、芝生に落ちた煙草の火が赤く光って消えた。



 時折、どうしようもなく無性に寂しくなる。
 誰かが恋しくて抱き締めて欲しくて堪らなくなる。


 それはきっと、タローも浩介も、誰もが抱いている孤独で。


 その孤独は、彼等といるからこそ感じてしまう痛み。
 彼等がいなければ、ひとりの恐ろしさも虚しさもよく解らないままだっただろう。


 自分とタローは、似て非なるいきものなのだ。


 そう思うとふっと、息が楽になった。


「…そうだね」


 夢にしてしまおう。
 孤独も寂しさも痛みも、すべて。
 そうすれば、また明日も自分達は笑える筈だ。



「明日、みんなで遊びに行こうか」



 そうしてまた、うやむやにしよう。
 気付けばすぐ隣にいる、僕達の孤独を。



 引いていた腕が不意に軽くなる。
 重かった壮太の足取りがいつもの歩調に戻ったらしく、すいと追い抜かれた。

(………あ、)


 視界に映る背中は薄く、細く、ともすれば下手な女より細いだろう。
 けれど、頼りなさや弱さはなく、ありのままの自然さが彼の背には在った。


 ふと、気付いたら。


「ねぇ」


 誰の隣にも自分は立てないような不安が常に胸の中にある。
 その不安が、時折自分を押し潰してしまいそうで。


「俺のこと、嫌い?」


 立ち止まって、囁く。
 壮太も同じように立ち止まった。



 そして―――。



「まさか。好きに決まってるでしょ?」



 浩介と同じ言葉を使わないことがタローへの答えだった。
 タローは振り返り様に小さく微笑んだ彼に小さな笑みを返す。


「そっか」


 それきり、二人は何も口にすることはなかった。


 そのまま室内へと上がって、壮太は浩介の無駄に広いベッドに転がり込む。
 その際、浩介の肩が小さく揺れたのは見なかったことにしよう。


 時計は二時半過ぎを指している。
 タローは用意されていた布団に潜り込んで目を閉じる。



(なんで、こんな)



 心臓がとても苦しい。
 時折、不安になるのだ。
 なくてはならない者がいる、側にいるだけで安堵する。
 彼らはそんな相手達をこの年齢で既に見つけている。


 自分もそうなりたかった。


 けれど、なれるだろうか。
 壮太のように、相模のように。
 相手を支えてやることが、自分に。


(…悔しい、てこんな気分…かな)


 とろとろと気怠い眠気が全身をゆるやかに包み込む。
 何だかすごく切なくて、タローは何故か貴巳に逢いたくなった。


 ふわりと柔らかい手がタローの髪を不意に撫ぜた。


 誰だろうか。もう、目が開けられない。
 浩介? ああ、もしかしたら壮太かも知れない。
 その掌が心地良くて、どんどん意識は遠ざかる。



「ひとつ、言い忘れてた」



 よく聞こえない。
 けれども、次に続いた言葉だけは明瞭に耳朶へ響いた。


「タローも、大事な友だちだから」


 ふわりと、手が離れる。
 ほんの少し寂しくて、それでも何となく安心して、タローはゆるりと笑いながら夢の中へ沈んでいった。



 END


‥‥‥‥‥‥‥
 
やっと書けた!


こんなにまとまりきらなかったお話は初めてでした。
続いて珍しく言い訳がましいあとがきが続きまーす。


あまり読まなくていいと思いまつ。
あとあとこれからコメレス頑張ります!←


 

きみの手はあのこのもの

 



携帯音楽晒しましょう

携帯に入っている着うたの曲名/アーティストを晒しましょう。

変な曲が入っていても隠さないように!

お持ち帰り:
www.blogri.jp


 ‥‥‥‥‥‥‥‥


そんなこんなで黒猫さんでしたバトンをもう一度。
色々変動があったので、見比べてみてください。

ちなみに鬼長なんで気をつけてください!


まずはお馴染み

・RADWIMPS
☆me me she
☆ふたりごと
☆オーダーメイド
☆有心論
☆揶揄
☆愛し
☆夢見月に何想う
☆グーの音
☆へっくしゅん
☆イーディーピー~飛んで火に入る夏の君~
☆セツナレンサ
☆螢
☆最大公約数
☆05410-(ん)


・ELLEGARDEN
☆金星
☆ロストワールド
☆スターフィッシュ
☆No.13


・マキシマムザホルモン
☆絶望ビリー
☆ルイジアナ・ボブ
☆ぶっ生き返す!
☆包丁・ハサミ・カッター・ナイフ・ドス・キリ
☆恋のメガラバ
☆What's uppeople


・NICO Touches the Walls
☆夜の果て
☆Image training


・モンゴル800
☆小さなこいのうた


・C-999
☆銀の砂 時の窓


・BEAT CRUSADERS
☆TONIHGT,TONIHGT,TONIHGT

・Plastic tree
☆真っ赤な糸


・9mm Parabellum Bullet
☆wonderland
☆Terminaition
☆supernova


・BUMP OF CHICKEN
☆K
☆ダンデライオン


・GO!GO!7188
☆近距離恋愛
☆片思いファイター


・スガシカオ
☆夏の夜のユメ


・スキマスイッチ
☆藍
☆ボクノート


・一青窈
☆うやむや
☆イマドコ
☆今日わずらい
☆翡翠


・宇多田ヒカル
☆Forever of life
☆kiss & cry


・その他
☆創聖のアクエリオン
☆ワスレナイ...
☆Cry baby
☆Why


おわたよ……!


相変わらずジャンルはカオス過ぎますが、大体こんな感じです。
つーか今日入れたばっかなのもあるしな!(^^)←


最近パンクロックというか、激しめな曲しか聴かないんで軽くヘドバンする癖がついてしまいました。

誰かいい対処法教えてください!(泣)



ものすごく怪しい目で見られるんだよう…。


モンゴル800書き忘れてた!←


僕らの記念日

 



First anniversary!


本日6月23日を持ちまして、きみのいた証をは目出度く一周年を迎えましたー!
添付画像はびんじょーしてみた真白ちゃんW51T。


つーか文字入らなかった…。


そろそろ代替わりの予感です…。
(唐突に天啓がやってくる)


そして次もきっと白。←
名前は真白ちゃんJr.!←←


閑話休題。


でも本当に一周年を迎えられるなんて全然考えてもいなくて、本気で嬉しいです。
グダグダ更新だし、まともな連載とかもないし、つーかブログにしか小説アップしてないし!←
(解ってるならもっとしゃきっとしてください)


……頑張ります!←


こうやってカチカチこういう記事打ててるのもわたしの書くお話を楽しんでくれたり、愚痴を黙って聞いてくれる皆様のお陰です。


いつもありがとう!


出会ったこともない何百キロも離れた場所にいる皆様一人一人に支えていただきながら、これからもグダグダ続けていきます。
(よくよく読むと図々しいことこの上ない発言ですね…)


そんなこんなで、グダグダな夜川と我が家と我が子と笹木さんをこれからもよろしくお願いします!



……ところでわたしのイラストは相変わらず薄い…。


真白「ところで僕は女の子じゃないデスからね!」


真白ちゃんなのに……。


とりあえず手を綺麗に書きたいな!
(結局グダグダ)



給料日が近付いてくる…(´∀`)
ちなみに今月八六でした!←多分店にいる高校生の中で一番稼いでる


RADWIMPSのPV買うぞ!←

彼と彼女の観察日記。

 



「ん…う―…」



 もぞもぞと布団が動く。
 人の家だと言うのに、相変わらず彼女はいつでもどこでも図々しい。
 タローは黙々と隣ではだけた布団から覗く白い首筋を見つめながらそう思った。



 彼 と 彼女 の 観察日記 。



 やけに温かい。そして眩しい。
 思わず両腕で瞼をカバーすると、何やら大きな掌に邪魔された。
 そのまま頭の上で拘束される。
 そして、かなり久々の感覚が首筋を――って。



「ぎゃああぁあ!」



 瞬間、蛙の潰れたような断末魔の悲鳴が初夏の爽やか空に高く響いた。



「うるさ…」


 湯野が飛び起きると、拘束していた手は簡単に消えて、首筋に触れた柔らかな感触も離れていく。
 別にそれはいいとして!
(よくはないけど。)


「え!な、ななんで桐島!つかいま首!首舐めた!」



 なにすんだ、桐島!



 ぺろり、とした感触が今も首筋に残っている。
 というかちょっぴり反応してしまった気がする。
 なんてことだ!



 多分赤くなっている首筋を押さえながら動揺してよく解らないことを口走る湯野。
 そんな彼女にタローは無情に壁に掛かった時計を指差した。


「もう10時なんだけど」


 湯野はあ、と呟いて肩を竦める。
 そう。昨日、彼と約束したのだ。
 朝食を作って一緒に食べる約束。
 彼女は彼がした先程の不埒な行為への怒りを収めて素直に謝った。


「あ、う。すみません」


「俺、風呂入るから。いい加減起きてご飯くらい食べさせて」


「うー…りょーかい」


 居心地の良いベッドから名残惜しげに降りる湯野。


「あ。それと」


 不意にタンクトップを脱ぎながら、タローはすいと湯野の耳元へ囁いた。


「胸、意外に大きいんだ?」


 あんた、ずっと俺の背中に抱き付いてたんだけど。


 あくまで無表情なタロー。
 あまりにあからさまなセクハラ発言に湯野はぽかんとしたままだ。


 そんな彼女の反応が面白くて、ついくつくつと笑う。
 そして笑いながらタローは被害を被る前に、バスルームへ消えていった。


 我に返ってわなわなと震える湯野。
 次の瞬間、


「し……死んでしまえこの色魔ぁあああ!


 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥



 シャンプーの泡が排水溝を流れていく。
 その様子を目を細めて眺めながら、タローはふと先程の湯野を思い出して低く笑った。


 寝ている時は普通に可愛いのに、起きたらこの有様。
 というか先程の首筋の件のお陰で、アノ声が可愛いことを発見。
 かなりご満悦のタローである。


 因みに湯野が今、タローの部屋にいるのはこんな理由があった。





‥‥‥‥‥‥‥‥‥


書いちゃった!


こちゃーん(←)ネタが終わる前にこんな軽い下ネタ書くとかどうなんだ。
でも続きます。書きます。
たろさんと湯野さんのだっこネタ絶対書きます。

鳴海さんも書くと思う。←
(そして更に露骨な感じになる予感)

シリアスばっか書いてると唐突に自分の趣味に走る、それがわたし。←


そしてこんなところで補足。

・タローと四人組は地元一緒でタロー以外は小学校からずっと一緒。
・タローも地元一緒だけど学区が違って小学校は別。
・湯野たんは一駅向こうの町の隣町。
・自転車で一時間くらいだけどもっぱら電車で来る
・湯野たんの住む町の方がドのつく田舎


因みに設定として湯野たんは定時制から全日制に転校していますが、実際はフツーに出来ないそうです。
逆は有りみたいですが。
どちらにしろ、出来ても一年留年します…かも。←
(単位が足りないから)


そして彼等の通う高校名
・鳳城高校
(略して城高※シロコー)

昔の自分のゴテゴテした名前スキーが哀しくなります…。

ああ!この四人好きすぐる!
(鳴海さん、たろさん、湯野たん、貴巳の魔の悲恋組)



gdgdとソォオオリィイ!
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