「夏合宿お疲れさまでしたー」
「はあああ〜……」
「つばめ、エクトプラズムみたいなの出てるぞ」
「しんっ……どかったあ〜!」

 夏合宿翌日、改めて今後の方針を話し合うための対策委員の会議。今にもちゃぶ台をひっくり返さんばかりのつばめ。ため息からは何らかの気が見える。
 この夏合宿、陰の殊勲者は間違いなくつばめだ。まあ、何がとは言わないけれど、俺は心の中じゃつばめに土下座しっ放し。壮絶な班の環境にありながら、会計としての仕事も完璧だったし。