「ただいま」
「大丈夫だったか」
「うん」

 いい具合に酔っていたメグちゃんを家まで送って、再び朝霞クンの部屋に。途中のコンビニで買ってきた缶ビールを開けて。朝霞クンもいい具合にほろ酔いだけど、いつもよりはしっかりしているという印象。今も、部屋の片付けをしているところだった。

「お前何抜け駆けしてんだよ。俺のは?」
「あるよ。はい」
「サンキュ。えっと、財布財布」
「ああ、いいよ。俺たちの友情に乾杯ってことで」