「ふっ、ふっ、ふぅうううーっ」
「な、菜月先輩……一体何を…?」
「ふっ、ふっ、ふぅうううーっ」

 サークル室に入って目に飛び込んで来たのは、お腹に手を当てて謎の呼吸法をしている菜月先輩。強く短く息を2回吐き、強く長く吐けるだけ息を吐くのを繰り返している。はっきり言えば異質だ。

「あの、菜月先輩!」
「ああ、ノサカか。いや、その……去年のスカートが、ちょっと。ふぅうううーっ」